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第59話 腹責めバトルロワイアル 14 本性

 【07//2013】

ナオト 「山伏さん!!」


山伏 「………ナオト…計……見られちまったな」


ナオト 「じゅ、淳平! 竜之介!!」


ナオトと計が目撃した山伏は普段の温厚な山伏とはかけ離れ、天井から両手足を繋がれた大学生のがら空きの腹を無心に突き上げる、鬼のような姿だった。


そして、広い空間にいくつかある太い柱に縛り付けられ、口から涎を垂れ流し、頭を垂れている仲間の小池淳平の姿。腹に巨大な丸太木を埋め込まれ壁に貼り付けになっている竜之介の姿があった。


計 「淳平と竜之介も…山伏さんが…?」


山伏 「……そうだ…とは言っても二人は勝手に罠にかかっただけだけどな」


ナオト 「 罠? 」


山伏 「そうさ、この部屋には罠が8つ仕掛けられている。そのうち、4つは作動済み、あっと4つ、この部屋のどこかにトラップがある…」


ナオト 「…なぜ、そんなことを山伏さんが?それにオレたちはどうやってここに…?」


山伏 「ああ、ここのトラップは全部、俺が仕掛けた…。昨日な、お前たちが集められる前だ。そしてお前たちを拉致ったのもこの俺…全部、業腹さんの頼みだ」


ナオト 「ご…業腹って、じゃあ、あんたは奴らの仲間…?」


山伏 「そうだ、悪いか」


計 「そ…そんな…山伏さん…年の離れた兄貴だと思って慕ってたのに…」


山伏 「おめでたいな」


計 「クッソ、なら、俺があんたを…倒す!」


計は闘志を燃やし山伏のもとへ歩み出る。


ナオト 「ま…待て! 危険だ、コレは山伏さんの罠だ、ここにまだ4つの罠があるって言ってたろ、こうなったらそれ自体も信用できないが…」


計 「じゃ、じゃあどうすれば…」


山伏 「まあ、待て、俺から提案がある…、俺は単にお前たちを嬲りたいんじゃない、これは愛だ、俺の目的はクラブのメンバーがもっと強靭になること…俺はただお前たちにもっと強くなって欲しい、それだけだ。


 だから提案だ…、ナオトと計、お前たち二人で対戦しろ、そして勝ったほうが俺と勝負だ」


ナオト 「ば、ばかな」


計 「そうだ、これはバトルロワイアルなんだろ、ルールなんてない、勝てばいい、だったら俺とナオトさんで二人がかりで山伏さんと勝負、これなら俺たちに十分勝機がある、だからそんなバカな提案受けるはずがない!」


山伏 「ツナグ…、ナオト、お前の弟のツナグは元気か?」


ツナグとはナオトの弟で、ナオト同様、体を鍛える目的で、腹責め地下クラブに所属していた。しかし何者かに襲われ、腹をボコボコに殴られ、現在は入院している。


山伏 「ツナグが誰にやれれたか、教えてやる…、お前の横にいる、田中計だ」


ナオト 「!?な!?…計!!本当なのか!?」


計 「………」


山伏 「黙っているということは本当らしいな…、ツナグは計と屋外で対戦した…、クラブの掟では、相手が降参、もしくは失神したときなどは、それ以上の攻撃はしない、とある…でもサディストの計は、降参したツナグを執拗に責めた…だろ?計…」


計 「ナオトさん…すいません…」


ナオト 「おま…ふざけんな!!!!!!許せねえ!オレの弟を…」


山伏 ニヤリ(よし…思惑通りだ…)


ツナグと計が対戦したのは事実。しかし対戦後、家路に向かうツナグを奇襲し、さらに痛めつけたのは山伏だった。そのことは計は知らない。


ナオト 「計、構えろ」


計は仕方なく構える。


計 (ツナグのことは本当に悪いと思っている、まさか入院なんて…、でも…ナオトさんとは前からやりたかった…ナオトさんをボコボコに責めたい…、こんなことになるとは思ってなかったけど、丁度いい。)


ナオト 「計、オレはツナグのようにはいかないからな…」


そう言うとナオトはタンクトップを脱ぎ、カーキ色の作業ズボンだけになる。さらにズボンのポケットから白のタオルを出し頭に巻いた。ナオトの日に焼けたボディが現れる。上半身は汗が吹き出しテカテカと光る。


対する計はボタンの紛失した白のワイシャツを肌蹴させ、ファイティングポーズをとり、ジワジワと右足をナオトのほうへ擦る。


先に動いたのは怒りに燃えるナオト。ナオトは計の構えにもお構いなしに、勢いとパワーで、突進し、計の肩を締め潰す勢いで掴んだ。計もナオトの迫力に負け、対処する暇なく、捕まる。


そしてナオトは計のワイシャツから覗く、溝は浅いがボコボコに六つに割れている堅そうな腹筋に狙いを定め、膝を突き上げる。



ドゥゴ!!!




ドゥヴォ!!




ドゥグゥ!!



計 「うっぶっ  ぐぶぅ  おええ」


計の上半身が腹に膝が埋め込まれる度に徐々に下がる。


ナオトは姿勢が下がった計の髪を掴むと、上体を上に持ち上げ、再び、腹責めを再開。



ドゥォッヴォ!!!!!



ナオトの膝が、堅そうに見える計の腹筋にぶっ刺さり、ナオトの膝の皿は完全に計の腹筋に埋め込まれている。


計 「  こ  っ  ほ∴∵。  」


ナオトが計の腹に埋まった膝の皿をグリグリ動かすと、計の腕は完全に垂れ下がり、前のめりに倒れ、ナオトの太ももに抱き着いた。


ナオト 「いい気味だ…これはツナグの分だ」


計 (くおっ…さすが、ナオトさん…ツナグとは全然ちが…で…でも!)


計は残った力で腕を持ち上げ、ナオトの両脇腹を片手づつ掴んだ。


ナオト 「な…お前…まだ…  ぐぶ!」


計が捕まえたナオトの脇腹を両の手の親指に力を込めて、潰しあげると、ナオトは顔を歪ませ、呻いた。


ぐっぐぐぐぐっぐぐぶぅぶ


計がさらに力を込め、ナオトの下腹部まで割れ目のある溝の箇所を潰す。


ナオト 「ぐふぉ∴。∵」


形勢逆転。今度はナオトの腕がダランと垂れ下がった。ナオトの体は計に下腹部を潰しあげられ、ただただ突っ立っている常態。


そして計は、自分の頭の真ん前にあるナオトのボコボコの腹筋に目をやった。


計 (チャ…チャンス)


計はナオトの脇腹を掴んだまま、足を後退させ頭を引くと、次に、加速をつけ、ナオトのボコボコのボディに頭突きを入れた。



ドゥぶ!!!!



ナオト 「ごぼ∴∵・。」


計の頭がナオトの腹筋の中央のバッテンに食い込む。


計 「もういっちょ!!!!」



ずむヴぉ!



ナオト 「こふ∴。・・」


ナオトは計の頭を腹に埋めたまま、計の背に抱き着くように、体をくの字に折った。


計 「まだまだ」


計は今度は頭にナオトの腹を乗せたまま、ナオトの体を地面に叩きつけた。



ズダン!!!


ずむグリィ!!!!



ナオト 「げっヴォ∵∴。・」



ナオトの腕は計に抱き着くような体勢だったが、背を床に付け、衝撃をすべて腹に受けた頭突きにより、唾液をまき散らし、腕は力なく、床に放り投げだされた。



計 「うっぷ…」



攻撃を仕掛けたのは計。しかし計も呻く。


計が己の腹を確認すると、倒れたとき、偶然にも立てられたナオトの膝が、埋まり、割れた堅い腹筋を抉っていた。


計 「こぷ…うえ…かっは…ち、ちくしょう…」


計はナオトの膝から腹を抜くと、コロンと脇に転がり悶絶した。


ナオト 「うぐ…はあはあ…」


ナオトにも立ちがる力はない。



ガチャン  チチチチチチチチチ



そのとき、不快な金属音と、時計のタイマーのような音が室内に鳴り響く。


音の発生元はナオトのほうから。ナオトが体を床に打ち付けた拍子、部屋に設置してある罠の一つが作動した。


大の字に寝ているナオト。その首、両手首、両足首の5か所が作動した罠により、黒い金属の半円状の拘束具が飛出し、ナオトを捕え、磔にしていた。



計 ゴクリ



そのあまりにも無防備な状態のナオトの姿を見て、計のサディスティックな魂が燃え上がった。


ナオト 「け…計…これは…」


計 「ナオトさん…どうやら罠に引っかかったみたいっすね」


ナオト 「やめろ…お前の勝ちだ…」


計は腹をさすりながら黙ってナオトのもとへ近づく。


ナオト 「け…計…」


計 「ふん!」


計はナオトの声に耳を貸さず、ふん!と力み膝を立て、飛び上がった。



ドゥ!!!!!

       メリグリメリメリ



ナオト 「ぶ∴∵。・・∴」



計の鋭い膝がナオトのがら空き腹筋の鳩尾あたりに落とされた。


ナオトの鳩尾は計の堅く尖った膝の衝撃、圧迫で、ずっぷり凹んだ。



ナオト 「こ…こっほ∴∵」



計 「ナオトさん…俺の膝、喜んでますよ…」



計は続けてナオトの腹に埋め込まれた自分の膝を器用に操り、グリグリと動かす。



ナオト 「ぐぶ…おぼえ…げっぶ…こぷ…うえっぷ

 やめ…ろ げヴぉ」



ナオトの口元からは四方八方に唾液が滴る。


計 「はい、やめます」


ナオトの言葉に素直に、腹から膝を抜く計。


計 「じゃ次、ナオトさんの鍛えた腹筋の真ん中、俺のカカト、落としますんで」




ナオト 「ふざけん…  う”っぶ∴。∵。・・ !!!!  」



         ドゥぷッ!!!!



計はナオトが話してるそばからカカト埋めを実行した。


大きく上げられた計のカカトは半円を描き、美しく、勢いよく、凄まじく、ナオトのボコボコの腹筋の中央に落とされた。


ナオトの腹筋は計のカカトの威力により大きく歪み、凹んでいる。



ナオト 「げっヴぉお…」



計 「ナオトさん、ゲームオーバーっすね…すんません…ナオトさんの腹ぼこぼこにできて、嬉しいです…」


計はナオトの腹からカカトを抜き、後ろに下がり、悶絶するナオトを眺めた。



チチチチチッチ…   ビーーーーーーーー



先ほどから鳴っていたタイマー音が、どうやらタイミングよく終わりを告げブザーが鳴ると、磔のナオトの体の上空、天井から垂れ下がっていた箱がパカっと開いた。


計はその光景を黙って見つめている。


箱の中からはメロンよりは一回り大きいのではないかと思われる、ピンク色のマーブル模様の球体が落ちてきた。


その球体は一直線にナオトの腹へ向かっている。






ドォぼ !!








ナオト 「ぐぶぅお∴∵。∴・・∵・」




ナオトは勢いよく唾液を振りまいた。




天井から降ってきたのはボウリングの球だった。球には16という数字が印字してある。


その球はナオトの腹筋の鳩尾の下あたりに落下し、衝撃で球の半分はナオトの腹に埋まった。ナオトの腹筋が弱弱しく、元の形に戻ろうとすると、球がゴロンとナオトの脇に転がった。


しかし唾液を頬に垂れ流してるナオトには意識がなかった。


Category: 腹責め小説 BR

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第58話 腹責めバトルロワイアル 13 道具

 【07//2013】

ズムドヴォ!!!!



翔吾 「  げっ    う”ぉっ・∴。・∵!!!!  

                      ごぼ∴。∴∵!!!!」



ナオトに羽交い絞めにされ計に執拗にボディを入れ続けられた上半身むきだしの翔吾。


サディスト・計の渾身のボディーアッパーが炸裂し、翔吾のエイトパックのボコボコに深々と拳が埋め込まれ、翔吾は口を膨らませ、唾液を吐き散らす。


翔吾の腹筋はゆるゆるにゆるみ切り、計の拳は翔吾の腹筋の奥の奥に食い込んでいる。



翔吾 「 うううううふぇ… 」



計 「だらしねえ顔だあ、だらしねえ声だしやがって、自慢の八つ割れの腹もホンっトだらしなくゆるゆるだわw俺の拳、お前の腹に埋まりすぎて、なかなか抜けねえよw」


計は翔吾の髪を掴み上げるが、翔吾の目はほとんど閉じかけており、口元はだらしなく唾液が垂れ続け唇は濡れている。


ナオト 「計、そろそろか?」


計 「ナオトさん…そうっスね…そろそろ終わりにしますか…」


ナオトは翔吾の体を離す。


ドサッ


うつぶせに倒れる翔吾。


翔吾 (…も…う……ヤ…ヤベエ…は…腹が…ヒクヒクす…る……気持ちわりい…)


翔吾は めまい、白い恐怖を抱く、サイコな計は告白する(ヒッチコック)


計 「ナオトさん、じゃあ、最後にやりたいことが…」


ナオト 「やりたいこと?」


計 「ハイ…瓢箪責めっス」


ナオト 「わ…わあった」


そして二人はそこらへんに落ちていた長いロープの両端を掴みあうとグロッキーな翔吾のボディを壁にもたれ掛けさせ座らせた。


さらに翔吾のボディのへそ周囲の腹にロープを一回転させ巻きつけると、合図とともに両端を一斉に思い切り引っ張り合った。


「せーの!!」


ギュン!!



ドゥ! メキメキメキメキ メリメリメリメリ ググッグググッグググブゥゥ



翔吾 「 がっはっ。〇・∴」



腹が締め上げられるその瞬間、翔吾の口から大粒の唾液が勢いよく飛び出した。



翔吾 「 うおっ があ  あああああああああああああ!!」



その後メキメキと腹がサイドから締め上げられ絶叫する翔吾。大きく開いた口の端からは唾液が滴る。


もともとセクシーなくびれを持っていた翔吾のウエストがみるみる細められ、窮屈にも八つの腹筋は下へ歪む。


口元の唾液は泡のようになり、壁にもたれていた翔吾の上半身は頭を垂らし、背中を丸め仕舞には横に倒れてしまった。


計 「フゥ~ せいせいしました では、次の獲物を見つけに行くとしますか」


ナオト 「お…おう」


そして計は翔吾の腹に巻き付いたロープをそのままきつく結わくと、翔吾を戦利品のごとくずるずる引っ張ってナオトとともにそこをあとにした。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




トラップルーム



淳平と竜之介が山伏の罠にはまり気を失っている場所。


山伏はまさに蜘蛛。糸を張り罠に近づく獲物を待つ蜘蛛。


そこへのこのこやってきたのは大学生の火浦恭二。


イケメンの原背女大学メンバーの恭二は大学一のモテ男で、風貌は美白肌の持ち主で茶髪。スタイルも抜群。スポーツの類は一切していないのだが、イケメンの必須条件の腹筋はきっちり割れている。格闘技で作られたガチガチの腹筋とは違いしなやかな見栄えの良い腹筋だ。


恭二曰く、何もしてないが自然に腹は割れた。とみなには言っている。現在は上の服は脱ぎ捨てジーンズだけの恰好をしている。


山伏 「トラップルームへようこそ! なんてな…」


恭二は意味不明な発言をするビルダー男と、広い空間の中で柱に貼り付けにされ失神している青年と巨大な丸太木と壁に挟まれ小さく呻いている青年を見て後ずさる。


山伏 「ま!待て!」


恭二は足を止める。


山伏 「この二人は俺がやったんじゃない、この部屋は危険なんだ。俺も危ないところだったが間一髪で回避したがいいが、部屋中トラップだらけでな」


恭二 (バカか?んな話信じるわけがねえだろっ)


山伏 「信じてくれ、その証拠に教えてやる、ここのトラップはある床のタイルを踏むと作動するようになってる!ところどころ、色の濃いタイルがあるだろ?それがスイッチだ、だからそれさえ踏まなきゃ大丈夫なんだ!」


山伏は優しい表情で恭二を説得する。


少し山伏を信用しかけた恭二は警戒しながら数歩中に足を進めた。


山伏 「動くな!」


恭二は最後に踏み上げた足を止めた。


山伏 「そのタイルだ!それを踏むな!そいつはスイッチだ」


いまだに山伏に対して半信半疑な恭二は試にそのタイルに落ちていた瓦礫を落としてみる。


ガチンっ


すると瓦礫がタイルに落ちた瞬間、横に倒れていた木の板がサイドから一斉に中央目掛け立ち上がった。


もし恭二がそのタイルを踏んでいたら木の板に付いていた木製の大きな三角すいが恭二の鳩尾を抉っていただろう。


恭二 「こ…これは…で…でもなんで」


山伏 「だから言っただろ、俺は敵じゃない、こんなゲームには関心はない、さあ、一緒にここから抜け出そう! ここらへんは安全だ、こっちにこい、ただし濃い色のタイルは踏むなよ」


山伏のその言葉と表情に安心した恭二は言われた通り山伏のもとへ向かった。


いざというときに対処できるよう、ジーンズの後ろポケットに収まるサイズのレンガを忍ばせながら。


恭二が山伏の目前に近づいたとき、瓦礫の上に立っていた山伏が手を差し出した。


恭二はそれに応え、山伏の手を掴み瓦礫の上に上がろうとする。山伏は恭二の腕を強力でひっぱり上げた。


そして山伏は恭二には見えないように口元をニヤつかせると、そのままさらに恭二の腕を引き、逆の腕で恭二の首に腕を回しロックした。


恭二 「ぐおっ ごふぇ げほげほ な!なんだ!オッサン!げほ」


山伏 「君、利口そうに見えて案外バカだね ははは」


恭二 「クソ やっぱしあんた…げほげほ 首…が…」


恭二の体は山伏に首を絞められ、背中を山伏の筋肉の詰まった腹に密着させている。


そして山伏は次に自由になった、恭二の首を絞めているのとは逆の手を恭二の割れた腹の前に持っていく。


山伏の大きな手のひらが恭二の腹筋に触れた。


恭二 「な!何をする!や…やめろおおおお!!!」


その言葉を聞き流し山伏は恭二のボコボコの割れ目全体をを大きな手のひらでガシっと掴むと、全ての指に力を込め、握りつぶした。



ぐぼぐぼぐぼぐぼぐぐぐぐぐぐっぐ



恭二 「 げはあっ∴。」



恭二の腹筋の山々は山伏に握り潰され、いびつに凹み、ある部分はいびつに膨らみ、ぶるぶるに歪み踊っている。


山伏 「良い感触だよ、鍛錬されてない腹筋はこうもやわいとはね」


恭二は必至で山伏の手のひらを両手で外そうとするがびくともしない。


今度は山伏は手のひらを拳に変え、恭二のどてっ腹を抉り始めた。鍛錬されていない腹筋、加えてさきほどのストマッククローの影響で恭二の割れているはずの腹筋は簡単に山伏の拳の侵入を許す。



ズッムウウ!!

どぅむどぅむどぅむどぅむどぅむ~



恭二 「 うおおおお…ごヴぉ∴。∵・」



恭二の口元はすでに唾液だらけでぐしょぐしょに濡れている。


山伏は恭二のジーンズの後ろポケットの中に薄いレンガを見つけるとそれを抜き取り、恭二の肩を掴んで、自分のほうへ振り向かせた。


腹に手を押さえ、唾液の糸を垂れ流し、肩を落とし、苦しんでいる恭二。恭二は懇願する眼差しで山伏の優しい顔を見上げる。


山伏は依然、優しい表情のままだ、そして山伏はその表情を変えず、作業的に恭二の腹をかばっている手を払いのけると、薄いレンガを恭二に見せた。


恭二 「ぅぅ…そ…それは…」



ドゥずぼ!!!!



山伏は渾身の力でレンガの角を恭二の鳩尾筋にぶっ刺し、埋め入れた。



恭二 「げヴっ∵    ごヴぉ   げヴぉおおぉぉ…   」



恭二は唾液の噴射を山伏の腹に吐きかけ、膝を落とし崩れるように倒れた。


山伏 「これで3人目」


山伏は落ちていたロープを恭二の腹に巻きつけるときつく結んだ。


ギュギュッ


恭二 「こっほっ うええ」


そして恭二の腹を締めつけているロープを丁度良く天井から垂れ下がっているフックにくくり付ける。


天井から垂れ下がっているフックは5つ。山伏はその5つを利用し恭二の足、手全てをロープでくくり付けた。


恭二のボディは完全に宙から浮いた。そして山伏はマシンのスイッチを入れるとフックを上昇させる。その高さは山伏の目線の上あたり。


山伏は無防備なさらけ出された恭二の腹筋をなでる。


そして山伏はアッパーの要領で恭二の腹筋に拳を振り上げた。何度も何度も何度も。


ドォヴォ




   ドッヅヴぉ!!




ズボお!




   ドゥむ!!


恭二 「うっぶ…ぐっぼ… ぶふ…おえ…」


グリ!!




  ぐヴ!!




ドゥぐ!!


恭二 「…くふ…ぐぅ… うふ…うっう…」


山伏 「俺は蜘蛛だ、この部屋には蜘蛛の足の数と同じ八つのトラップが仕掛けられているんだ…お前の腹も良く見ると八つに割れてるな…」


そして山伏は恭二の八つの割れ目に再び拳を振り上げようとした。




「や!山伏さん!!!」



山伏が声がしたほうを見ると、そこには知人である田中計、片崗ナオトの姿があった。


Category: 腹責め小説 BR

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第57話 腹責めバトルロワイアル 地遁十法

 【06//2013】

原背女大学の学生・一矢、四竜、真の3人は地下ブロックのとある空間で集めた武器を並べ作戦会議中。


一矢 「もう武器は充分だ。次はここの部屋にトラップを仕掛ける。まんまとこの部屋にやってきたバカなネズミが罠に掛かり、痛手を負ってるところを俺ら3人でボコボコにする。いいな」


黙って頷く真。何も言わない四竜。


一矢 「四竜、お前頭良いから罠作れ」


四竜はメガネをクイっと上げると、そそくさとトラップ作りを開始する。


四竜は一矢でも醍五の味方でもない。常に自分にとって得な選択をしているだけ。


四竜が完成させた罠はターゲットが入り口から侵入しピアノ線に触れると天井にぶら下げた大きめの鉄球が前後左右からターゲットに向かって振り落とされるシンプルなものだった。


3人は部屋の隅の物陰に隠れネズミが現れるのを待った。


広い地下空間で都合よくこの部屋に誰かがやってくるなど希望の薄い作業だが、その時は以外にも早く訪れた。


忍び寄る一つの影。


その影は部屋の入り口で中の様子を伺っている。その影も何かを探している様子。


そしてその影はすぐに不用意にも罠の待つ部屋の中心へ入ってきた。


影は一矢たちの期待に反して透明なピアノ線を運よくまたいで通過した。


一矢 「作戦変更だ、あいつ一人なら武器を持った俺ら3人でかかればイチコロだ」


3人は影の前にあっけなく姿を現した。


影 「やっぱり…誰かいると思った」


一矢 「ハッ なんだてめえ、忍者のコスプレなんかしてよ。バカか?」


影 「佐佑(さすけ)でござる!なんてね。本物の忍者は敵に名前なんて名乗らないけど、はは」


一矢たちの目の前に現れたのは東とともに地下に放たれた刺客の一人、忍者・佐佑。黒というより少し色の褪せたグレーに近い忍者装束をまとっている。頭巾は被っておらず、頭に鉢巻を巻いており、後頭部の結び目は長く背中まで垂れている。さらにおでこには金属の額当てを付けている。髪は茶髪で、ヘアワックスをつけている。顔立ちは男らしいが少年さが残る。一矢たちよりも若い高校生くらいの年の頃。


一矢 「は?お前、ダイジョブか?」


佐佑 「お兄さんたちオレと勝負するでしょ?3人まとめて相手してやるよ」


一矢 「カッチ~ン 上等だ、ご希望通り3対1でお前をリンチだ、四竜!真!武器構えろ!」


3人はそれぞれ金属製のイカツイ武器を持っている。


一矢 「おおおおううらあああああ!!!!」


一矢は佐佑に向かって突進、鬼の金棒を振り上げる。


佐佑 「地遁十法の一 忍法 土遁の術!」


佐佑は大袈裟に術を唱えると懐に隠し持っていた土を走り迫る一矢の眼に向かって投げつけた。


一矢 「うお!」


カラコローン あっけなく金棒を落とすと一矢は土が入り込み痛む目玉に手を当てた。


佐佑 「隙あり」


佐佑は逆に一矢の懐に素早く飛び込むと背中の木刀を抜き取り、柄の部分を一矢の腹に埋め込んだ。



ドゥブ!!!!!!!



一矢 「ぐぼおおおおお うえええ」



木刀の柄はグボグボと容易に一矢の腹筋にめり込んだ。威勢は良いが痛みにはめっぽう弱い一矢。特に腹への攻撃はことさら弱い。その割には焼けた肌の腹筋は美しく割れている。



佐佑 「お兄さん、一撃で呻きすぎ…腹弱いの? じゃあ遠慮なく☆」



佐佑は木刀の柄を一矢のシャツの裾から潜り込ませ、今度は生の腹へ直に木刀を突き刺す。



ドゥヴ!ドゥヴ!ドゥヴ!ドゥヴ!




ドゥヴ!!!!!!!



佐佑の放つ木刀の柄の先は一矢の美しい腹筋のど真ん中、まったく同じ個所を正確に俊敏に短い時間に何度も埋め込まれる。



一矢 「う!う!う!う!う”!う”!げヴぉお”お”ぉぉ」



一矢の瞳は焦点が定まらず、瞳孔はいつも以上に小さくなり、成すすべなく、佐佑に腹筋を差し出している。



ドゥぶ!!!!



トドメに腹の皮を突き破らんばかりの一撃が一矢の腹に埋め込まれた。同じ場所に。



一矢 「う”っぷ…」



一矢の両腕は力なくダランと垂れ下がる。そして佐佑が一矢の腹に刺さったままの木刀を地面に傾け置くと、一矢の体は木刀に体を預けたまま動かなくなった。



佐佑 「さあ、次はどっち?」



30秒ほどの時間。一瞬の出来事。その光景を目の当たりにし怯える真。表情は冷静だが、この状況の打開策を判断しかねている四竜。



四竜 「こ、降参だ…お前の仲間になる…っていうのは?」


四竜は口を開いた。寡黙で頭脳明晰、狡猾、色白で細身のメガネの四竜。一枚だけ来ているワイシャツは先の拷問でボタンがなくなり肌蹴ている。打開策を模索しながらゆっくり話す。


佐佑 「駄目だね!オレの忍務はお兄さんたちの掃討だから☆」


四竜 「だよな」 (オレが設置した罠…まだチャンスはある…考えろ四竜…)


佐佑 「んじゃ、次はメガネのお兄さんってことで☆」


四竜は再び手に持っていた金属バットを構えた。


佐佑 「地遁十法の一 忍法 火遁の術」


再び術を唱えると佐佑は懐から二本のタバコを取り出し、それに火を点けてくわえた。


四竜 (こいつ…何を考えてるんだ?…)


佐佑 「せい!」


声を上げると佐佑は一本のタバコを四竜に向けて投げた。小さいながらも突然目の前に火が飛び込んできたことで一瞬目を閉じる四竜。


目を開けた時には佐佑はさきほどの場所から消えていた。


愕然とする四竜。


佐佑 「ここだよ☆」


佐佑の声が四竜の足元から聞こえた。佐佑は素早く四竜の真下へ移動ししゃがんでいた。そして四竜が気付いた時にはもう遅く、佐佑は足のバネを使いジャンプをするように、四竜の無防備な腹へ拳を振り上げていた。



ドム!



四竜 「   こ     ほ    」



四竜の体は佐佑の拳をやわな腹筋に包み込み佐佑とともに宙に浮く。


佐佑 「せい!」


声を上げると佐佑は四竜の体を部屋の中央へ投げ捨てた。


四竜 「げほげほっげほ」


腹に手を当て、咳き込みながらヨロヨロと立ち上がる四竜。


佐佑はそれを見届けると、くわえていたもう一本のタバコを床に向かって弾き飛ばした。


シュッ    プツンッ


ピンと張っていた糸のようなものが切れる音が響く。


四竜 「しまっ」


四竜はそれが自分が仕掛けた罠が作動するスイッチであるピアノ線が切れる音だったということに瞬時に気付いたが、またしても時すでに遅く、無残にも天井から振り下ろされた鉄球が下がり始めた後だった。



 ゴス!

  ドヴォ!!

    ドヴォ!!!

      ドヴォ!!!!



四竜 「うっぷっ  げっほおおおおお」


鉄球はスイングし四竜の背中、右脇腹、左脇腹、腹筋中央に埋まり込み、四竜のボディを四方八方から衝撃、打撃、圧迫した。


佐佑 「お兄さん残念だったね」


佐佑は落ちていたタバコを拾うと、唾液を絞りだし、四方の鉄球に支えられ、立たされている四竜の鳩尾にそのタバコの火を押し当てた。


四竜 「ぐあああああああああああああ」


色白の肌が小さく焦げ、涎の糸を垂らし四竜は気絶した。





ドッゴォォ!!!!



佐佑 「げふぉぉぉおおお…」



呻く佐佑。佐佑は自分の脇腹を凝視すると、そこにゴルフのドライバーのヘッドがめり込んでいた。



佐佑 「うええ」



恐怖に駆られた真が、佐佑の隙を突き、ドライバーをフルスイングし、佐佑の脇腹にダメージを与えた。



佐佑 「お兄さん…それはないよ…油断してたからちょっと効いたけど…」


佐佑は振り返る。


佐佑 「オレの腹筋舐めないでくれる?」


そう言うと佐佑は忍者服の上半身を腰まで垂らした。


佐佑の上半身が露出する。


健康的な肌色。ボクサーのようにスリムに絞り込まれた筋肉。その上、腹筋はボコボコに割れ、八つのこぶがぎっしり綺麗に埋め込まれている。


佐佑は下腹部に血管を浮き立たせながら真へ忍び寄る。


カランコロ~ン


真はバットを床に落とし、怯えながら後ずさる。そしてついに壁のコーナーに背が付いてしまった。


真 「ゆ 許してくれ!」


佐佑 「お兄さ~ん もう逃げられないよ~」


真 「腹は…腹は…やめてくれ!」


真は腹を殴られることがトラウマになっている。


佐佑は追い詰められた真に近づくとTシャツをめくり上げ真の首の後ろへ引っ掛けた。


露出する真の腹。スポーツで焼けた肌、逞しい大胸筋、六つにボコボコに割れた腹筋が現れる。


佐佑 「地遁十法の一 忍法 水遁の術」


佐佑はお決まりの忍法を唱えると、腰の巾着から500ミリのペットボトルを取り出した。そして少量の水を真の腹筋に垂らす。真の腹筋は濡れ、水滴が腹筋の溝に沿って流れる。


佐佑は再びペットボトルのキャップを締めると壁にもたれている真の腹筋目がけ、握っていたペットボトルのキャップの部分をぶっ刺した。



ドヴォグリュ!!



真 「オッヴォオっ!」



頬を膨らませ口を尖らせ呻く真。佐佑はその真の尖り開いた口に今度はキャップを開けたペットボトルの飲み口を突っ込んだ。


真 「こぽっ ごぼごぼ」


ペットボトルの水が無理やり真の喉へ降りる。


そこへ佐佑のボディブロー。



ドっヴォ!



真 「ごぼごぼ ごっぽ」



どぅヴぉ!!



真 「こぽ こっぽ ごっヴぉ」



腹を抉られる度ペットボトルの水は容器へと逆流し、真はなかなか水を飲み込めない。



ずっぷぅ!!!!



真 「くぷ ぐぶぐぶ あぼ」



佐佑は今度は拳を引っこ抜かず、グリグリ真の六つ割れ腹筋をまさぐり抉る。



ぐりっ ぐりっ   ぐりゅっ ぐりゅっ

  どぅぶっ どぅぶっ  ごりごりごりごりっ



真 「あば こぽ こっぷ ごぼぼぼぼっぼぼ」



次第に真の足に力が抜け、真の体はずるずるとずり下がり真の意識は遠のいていった。



佐佑 「ふう これで 忍 務 完 了 」



佐佑は全員のブレスレットを奪うと、3人の青年が失神する空間をあとにし、どこかへ消えた。


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第56話 腹責めバトルロワイアル 11 友情

 【06//2013】

人気のない廃病院の地下ブロックを歩く二人の青年、金子醍五(かねこだいご)と土田真(つちだまこと)二人とも原背女大学の同級生で友人同士。二人ともここで偶然出会った。


二人ともジーンズにTシャツ一枚の恰好をしている。


醍五 「三斗士も、一矢も、四竜も、恭二もどこにもいないな」


真 「もうみんなやられてどこかで眠ってるんじゃ…オレ…もう腹は殴られたくない…」


真は前日グラサンの男に執拗に腹を責められ拉致されたことで弱音を吐く。


醍五 「心配すんなオレがついてる、オレは一応空手で鍛えてるし、一矢たちと合流して協力して業腹を倒すんだ!その前にここから脱出できれば一番いいが…」


ピンポンパンポーン~


突然地下ブロック全体に場違いなアナウンス効果音が鳴り響く。


業腹 「どうも業腹でっす!皆さん腹責めは楽しんでますか?現在8名の選手がダウンしてます!しかしなかなか展開がぐうたらなので、隠密衆を解放いたします。諸君これからも頑張ってくれたまえ!検討を祈る!」


ポンパンポンピーン~


業腹 「あ!言い忘れたけど隠密・忍者衆は東(あずま)、佐佑(さすけ)、無名(むみょう)の三名、いずれも業腹総合病院の極秘研究の賜物(たまもの)!腹責めマシーンとして鍛え上げられた兵(つわもの)でございます!」ブツっ


真 「な…なんだ、今の放送は…?隠密?忍者?腹責めマシーン?解放?…なんかやばいことなんじゃ…」


醍五 「業腹総合病院…確かここはそんな名前だった…業腹…」






ビーーーーーーーーーー

ガラガラガラガラガラガラ



今まで閉じられていた3っつのシャッターが各所で一斉に解放された。


一つはイッキ、タイシがやられたアサシン・ルームのシャッター、そこから登場したのは黒い忍者装束に身を包んだ東という忍者。


そして別のブロックで佐佑(さすけ)と無名(むみょう)という青年忍者が解放された。






醍五 「真、急ぐぞ」




「醍五!」




そこで醍五に聞きなれた声が聞こえる。



醍五 「一矢!…それに四竜! 無事か!8名ダウンって言ってたから心配したぞ!」


一矢 「ほう、そうか…」


醍五 「ど、どうした?これでオレたちは4人集まった、あとの二人も探して全員でここを出るぞ!な!協力するだろ?一矢?四竜?」


一矢 「きょうりょく…ねえ」


醍五 「な…なんだ?」


一矢 「お前…オレの腹殴ったよな?オレ根に持つんだよね、そーゆーの、それにお前がリーダー振るのも気に食わねえなあ」


醍五 「わ…さっきは悪かった…許してくれ…」


一矢 「許してやっても良いが、一発は一発だ、お前の腹、殴らせろ、この鬼の金棒で。そしたら俺らの仲間に入れてやってもいいぞ。」


一矢の手にはどこかで見つけたと思われる、まるで鬼が本当に持っていそうなイメージ通りのゴツゴツとした金棒があった。


醍五 「わ………わかった……一発は一発だ、それで許してくれるなら…」


そう言うと醍五は一矢の前に己の空手で鍛え上げた腹を差し出した。


一矢 「シャツめくれよ」


醍五は言われた通りTシャツをめくりあげる。そこにスポーツで自然に良い色になった六つに割れた腹筋が現れる。


一矢 「俺なあ、前からお前の腹筋潰してみたかったんだよ、変な意味じゃなく、ただ鍛えた腹筋って潰したらどーなんのかなって」


醍五は一矢が話しているそばから腹筋に力を入れた。醍五の割れた腹筋はガチガチに堅くなり、溝の深みを増した。


一矢 「力入れんな」


醍五 「そ、それは…」


暫くの沈黙。そして醍五はやむなく腹から力を抜いた。


ニヤリ、一矢は醍五に歯を見せると、金棒を渾身の力で醍五の鳩尾筋に突き刺した。



ドッヴォヴォメリ!!!



醍五 「うっぷううううううぅぅっぅ   はあ はあ げほっ」



力の緩んだ醍五の腹筋に金棒の冷たく堅い先端がめり込んだ。


醍五は金棒に抱き着くように体を折り曲げる。



一矢 「ハハッ すんげー。腹が潰れてめり込んだ!」


醍五 「うふ…はあ…はあ…一矢…これで相子だ…だ…だから…」


涎を垂らし、体を曲げた姿勢で醍五は一矢の顔を見上げる。


一矢 「嘘だ。お前は仲間には入れない。最近のお前の態度は好かんくてな。優等生振りやがって。お前はここでリタイアしてくれ。」


醍五 「はあ…はあ…バカな…こんな…ゲーム…一矢!四竜!」


一矢 「実はこの1時間、俺と四竜はゲームに有効な武器を探し回ってたんだ、見ろよ、この量。金棒に、鉄パイプ、金属バット、メリケンサック、鉄球棒、なんでもあるぜ、これだけありゃ敵なしだ。ナイフとか刃物の類は探し回ったけど全くなかったけどな」


醍五 「………」


一矢 「お前のブレスレット頂くぜ」


そう言うと一矢は醍五のブレスレットをスルっと抜き取った。


一矢 「真!お前は俺らと一緒にくるよな?」


真 「………」


一矢は真の目前で先ほど醍五に見舞った金棒を手でパシパシと叩きながら、問う。


暫くの沈黙があり、真の足は一矢たちのほうへ向かった。


醍五 「ま…まこ…と…?」


真 「ゴメン…醍五…」


四竜は今までの一部始終を一矢の背後でメガネを掛けた冷静な表情で黙って見ている。


一矢 「真ちゃん、最初の指令だ。醍五を羽交い絞めにしろ。言っとくが命令は絶対だ。もし刃向えば…」


一矢は真の顔を見ながら最後の言葉を濁すと、真は黙って醍五の背に回り、醍五を羽交い絞めにした。


醍五 「ま…真…やめろ…友達だろ?…ぐふ」


真 「………」


真もはもう言葉を発せず、ただ力強く醍五の両腕に手を回した。


一矢 「よし。じゃあ今度は生でお前の腹を潰したい。」


そう言って一矢は醍五のシャツの首元を掴むとビリビリ破き、醍五の腹を露出させ、メリケンサックを拳に装着すると、逆の手で醍五の顎を持ち上げた。


そして醍五のがら空きの腹筋にボディーブローを叩き込む。




ドッズゥム!! ドッヴぅぅ!! 

     ずむぅぅ!!

ドゥムッ!!  どっすぅぅ!!  

   ズッボ!!

ドゥヴぅ!!  どヴぉ!

      ずヴぅぅぅム!!




醍五 「ぐっぶっ∴・∵・ おぼぉっぉ∵・・

     げぼ∴∵・ ごっぼ・∵・ うッ∴ 

 うっぷっ∵・・∴・・げっほぉっぉ∴

       かっほ・∵∴ こぷぅ・・・」




一矢のすべての拳が醍五の割れた腹を歪ませ、潰し、凹ませる。口からは絶えず唾液がほとばしる。


醍五 「うぷ…」 (も…う…耐え…れねえ…)


空手の腹打ちで受け身には慣れている醍五もメリケンサックの威力のました素人の滅茶苦茶な腹責めには対応しきれず、腹の力は抜け、容易に拳を腹にめり込まさせる。


四竜 「一矢、もういいだろう」


一矢 「はあ…はあ…そうだな、最高だった」


そして一矢は真に通路の壁に装着されている金属の手かせを醍五にはめるよう指示を出すと、3人は醍五のその場に残し、立ち去っていった。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




Tシャツを首元からビリビリに裂かれ腹を露出しながら壁に背を付け、鉄の手かせをはめられているボロボロの青年・金子醍五。


醍五 「くふぅ…はあ…はあ」


口元には唾液の伝ったあとが生々しく残る。


その痛々しい醍五のもとへ一人の男が近づく。


グラサンを掛けた筋肉質の若い男。


グラサンの男 「おい!おい!」


醍五 「ぅぅ…!? お…お前は…業腹の…側近野郎…」


グラサンの男は黙って、痣の残る醍五の腹筋に手を伸ばし、擦る。


醍五 「げほっ」 (ち…ちくしょう…こんなときに…ツイテネエ…)


グラサンの男 「しっ! オレは…敵じゃない! 助けに来た!」


醍五 「な!?」


グラサンの男 「業腹拳…オレが追ってた男だ、潜入したはいいが、グラサン男に変装してずっと業腹が隙を見せるチャンスを待っていたが、こんな訳の分からないゲームが始まってな…オレも閉じ込められたわけだ」


そう言ってグラサンの男は醍五の手かせを解いた。


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第55話 腹責めバトルロワイアル 10 忍務完了

 【06//2013】

イッキを羽交い絞めしている葵にイッキの全身の筋肉から力が抜けたことが伝わった。


葵がイッキの羽交い絞めを解くと、イッキは腕をダランと下げ、葵の胸にもたれた。


葵 「忍務 完了」


ドヴォオ!!


イッキ 「お…ぼ…かはっ」


棗が無抵抗ながら空き腹筋を晒しているイッキにダメ出しの一撃ボディを入れた。


棗 「だな」


すでに忍務を遂行している東はその光景を黙って見ている。


そのとき、弱り切っていたと思われたイッキの体が動いた。イッキは小さな緑色の頭巾を背後の葵の顔目掛け投げつけた。


葵 「ぐわああああ 目がああ!」


イッキが投げたのは競パンに隠し持っていた木箱に入っていた巾着袋、その中身は煎じた唐辛子と灰を混ぜて作った目潰し粉だった。


さらにイッキは木箱の中から煙玉を素早く取り出すと、それを地面に叩きつけた。一瞬で狭い空間はもくもくと煙に包まれ視界が無くなる。


イッキは記憶していた棗の居所に素早く移動すると棗の背に装着されていた金属バットを奪った。そこで今度は葵のところへ忍びより、無作為にバットを振るった。


ガキィーーーーン!!!!


「ぐわああああああ」


呻き声と、人一人が倒れる音。


次第に視界が明瞭になる。


部屋の中には、倒れているタイシと、もう一人床に伏せている葵、そして動揺している棗と、澄ました顔のサラサラの髪の東がいる。


棗 「お…おまぇ」


イッキ 「勝負だ」


対峙する二人。その光景を東は黙って見ている。


興奮したイッキは金属バットを振り上げ、棗の脳天目掛け振りかぶる。



ドゥブ! ドゥブ!



イッキ 「うぶっ!」 「うぼっ!」



棗は素早い身のこなしで、腰に忍ばせてあった暗器とも言えるヌンチャクの2つの棒をイッキの油断したがら空きの腹筋にぶち込んだ。


イッキ 「うぷっ   うえっ」


2つの棒がイッキの腹筋に食い込む。


イッキは唾液を口の両端に溢れさせ歯を食いしばりダメージを無理無理耐え、威力は半減したがバットを棗に振り下ろした。


棗 「がは」


バットは棗の脳天は外れたものの、肩に打撃を与え、そのダメージで棗は片膝をついた。イッキは片手で腹を抱える。


イッキは気を持ち直し、棗のもう片方の肩へも打撃を加える。


棗 「があ」


両膝をつく棗。イッキは怒りに身を任せ、棗の胸倉を掴み起き上がらせる。そしてそのまま部屋の角へ棗を連れて行き、叩きつけた。


壁のコーナーにもたれる棗。イッキは棗に近寄り、忍者服の肌蹴た胸元を掴むと、豪快にめくり、棗の腹筋が目に見えるように、大きく肌蹴させた。


日本人の白い肌に八つにボコボコに割れたスイマーのようなくびれた肉体があらわになる。


棗が壁に両手を付け、もたれた状態から立ち上がろうとする。それを許すまじと、イッキは棗の腹筋に狙いを定め、金属バットのヘッドを突き刺した。



ドヴォ!!メリメリメリィ



棗 「ぐっぼっ!」



バットのヘッドを10cmほど腹筋に埋め込まれ、目を開き、口を尖らせ、唾液を垂らし、呻く棗。その腹筋は壁とバットに挟まれ、再び棗は力なく壁の角にもたれる。



棗 「うぶ…うぼ…ぉぉ」



ドヴォ!




ドゥゴ!!




ドモ!!




ドズ!!



イッキは何度も棗の腹にバットをめり込ます。


棗 「かはっ けふっ うふっ ぐぼっ」



ドヴォヴォヴォヴォオオオオオ!!



トドメに今まで以上に力を込めめり込んだ一発。下から上へぶっ刺されたバットのヘッドは棗の鳩尾筋に深々とめり込んだ。



棗 「うぐっげヴぉお・・・・・・」




      「がはっ∴・∵:・:・」



しかしイッキはバットは抜かず、そのまま容赦なく腹に埋め込まれたままのバットを上へ突き刺しつつ持ち上げる。


棗の足が宙に浮いたところで、イッキは腕に力を込め、突き刺さったままのバットをさらにグングンと壁に押し当てめり込ませる。


ずぶっ どぅぶっ ずぶっ どぅぶっゝ・・・・・・・・・・・



棗 「こっぷ  こっぽ  うっぐ げっぼ」



イッキがバットを押し込むたびに棗の両手足はビクんビクんと振動する。


涎を滴らせていた棗の頭がガクンと下がったのを見届けると、イッキは冷静さを取り戻し、棗の腹からバットを引っこ抜いた。


床に足が付いた棗の体はそのまま壁に背を付けながらずるずると倒れ、足を床に投げ出すまでに下がった。その体には意識はなく、かすかに腹が呼吸しているのが確認できた。


イッキ 「か…勝った」


イッキは気絶した棗に近寄ると、好奇心から頭巾を剥いだ。


夏目ソースケ。そこにはイッキのよく知る親友とも言える青年の顔があった。口元は唾液にまみれている。ソースケも業腹に前日拉致され、この廃病院に連れてこられていたのだ。そして何らかの催眠術を施され、イッキたちに敵意を振るっていた。


イッキ 「そ、ソースケ…な…なんで……スマン…じゃ…じゃあもう一人の忍者はユキヲ…」




東 「もういいか?」


イッキ 「な…」


東は長い鎖の先に鉄球のついた古風な武器を持っていた。それをぐるんぐるんと振り回し遠心力を蓄えると、唖然と立ち尽くすイッキに放った。



どぶっ!



イッキ 「 !? 」  「   げぶっ   」



重い鉄球がイッキの腹にめり込み。イッキは気を失った。



東 「忍務完了…」


ビーーーーーーー!




ガラガラガラガラガラガラ


そこでシャッターが開け放たれた。


忍者・東は颯爽とその場を後にした。


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第54話 腹責めバトルロワイアル 9 刺客

 【05//2013】

「ぐっふうう」 「うえええ」


遠くで若い男のうめき声が木霊する中、ジム従業員のイッキとタイシは周囲に注意を払いながら歩いていた。イッキは競パン姿で、タイシは七分丈のジーンズに上裸。


イッキ 「もうどこへ行っても危険だ、危険極まりない…」


タイシ 「どいつもこいつもやる気になってやがるな…」


イッキ 「このまま無作為に歩き回っても危険が増すばかりだ、オレたちはどこか安全な場所に身を隠し、ほとぼりが冷めるまで待機だ、それも作戦…」


タイシ 「お、おう」


イッキ 「通路は危険だ、あの奥にある部屋に入ろう…」


二人は小声で相談し、地下ブロックの無数にある一つの部屋に入った。部屋といっても地下スペースの空間はどこも扉はなく鉄筋コンクリートむき出しの、まさに空間といったもの。


そこは正方形のさほど広くない空間だった。二人が身を隠すには丁度いい大きさ。


イッキ 「ここで時間を潰し、もし誰かがくれば迎え討つ……!?」


ビーーーーーーーー!




ガラガラガラガラガラガラ


イッキが話してる最中、入り口に備えられていた防火シャッターが下りた。突然の出来事に二人はシャッターが完全に下り部屋を塞ぐのをただ見守るだけだった。


タイシ 「と…閉じ込められた…」


イッキ 「あ…ああ、だが身を隠すには丁度いい…、機械の誤作動かも知れない…」


業腹 「あ、あ、マイテス、マイテス、」


突然天井の小型スピーカーから業腹の珍妙な声が聞こえた。


業腹 「アサシン・ルームへようこそ、ここは刺客の間、君たちはここで遭遇する刺客を倒すまで、外にでらえませ~ん、ではイッキくん、タイシくん、頑張ってな!」 ブツッ


再び静寂が戻る。


タイシ 「お…おい、刺客って…オレたち嵌められたゾ…」


ビーーーーーーーー!




ガラガラガラガラガガラ


するとイッキたちが入ってきたのとは反対側の壁にある今まで下がっていたシャッターが上がり始めた。


それを最後まで見届けることしかできないイッキとタイシ。完全にシャッターが上がると、そこに人影が現れた。


一人、二人、三人。


イッキ 「さ、3人……し……しかも…に…ニンジャ…?」


目の前に現れたのは3人の忍者姿の男たち。忍者だけにイッキたち同様、若く絞られた肉体が衣装の上からも想像できる。黒いイメージ通りの忍者服に、顔も頭巾で覆われているが、目元と頭髪と胸元だけが表に出てる。


真ん中のリーダー格と思える忍者は手ぶらだがサイドの二人は金属バットを忍者刀のように背中に背負っている。


業腹 「おっと言い忘れた、この若忍者はサイドの棗(なつめ)、葵(あおい)の二人は素人だが、真ん中の東(あずま)はプロの格闘家だ…じゃあ俺は忙しいからまたな!お前たちのやられっぷりはちゃんと見てるから心配すんな…あと隅にある木箱の中の武器…使っていいぞ」 ブツッ


タイシ 「ナツメ、アオイ、アズマ、こいつら忍び名持ってるのか…」


イッキ 「お、おい、それより…これはまったく勝ち目ないぞ…」


二人は慌てて木箱を開けた。その間も忍者たちは律儀に待機している。その目はどこか虚ろだ。


木箱の中身、五色米、おもちゃの手裏剣とクナイとマキビシ、丁寧に“どく”とひらがなで書かれた団子、煙玉、緑の小さな巾着袋そして鉤縄…。


タイシ 「なんじゃこれ…使えねえよ」


テンパったタイシはがむしゃらにおもちゃの手裏剣を忍者にぶつけた。


真ん中の忍者・東は研ぎ澄まされた動体視力でそれらを全て手刀で叩き落とした。そして無言のまま、茫然と立ち尽くすタイシに向かって音もなく突進する。


そして鋭利な膝をタイシの腹筋に刺し込んだ。



ズブゥ!



タイシ 「うっぷぅぅう ごぼぉお」



簡潔にして俊敏、忍者・東の膝はタイシの腹筋中央に埋まり込み、タイシは体をくの字に曲げ、呻いた。東はタイシの腹から膝を抜こうとしないため、タイシのは東の腰を掴み、悶える。そしてタイシの肩に東の両手が置かれる。


東 「忍法 膝地獄」



ドブゥ!




ドヴォ!



タイシ 「うぷ」  「ごっほぁあ」



ズムゥ!




ズップ!



タイシ 「げヴぉ…」  「ぐヴううう」



忍法とは名ばかりの膝蹴りの連打。そのすべての打撃がタイシの腹に深く、鋭く、めり込む。東の膝がめり込むたびにタイシの背中の筋肉が盛り上がる。



イッキ 「タ!タイシ! んにゃろう!!」


怒りを露わにするイッキの前に忍者・棗と葵が立ちふさがる。


見よう見まねのファイティングポーズをとるイッキ。イッキは前日の業腹との対戦、当日の川本シンタとの対戦で少々喧嘩にも慣れてきていた。もともと運動神経は抜群で水泳で絞り込まれた腹筋も見事だ。


イッキは先手必勝とばかりに棗の刺繍がある忍者の顔面にストレートを放った。


バコオオオ!


棗 「ぐはあああ」


イッキ (やっぱりこの二人は素人だ…)


棗がひるんだところで、イッキは棗の忍者服から見える胸筋の下にあるがら空きの腹にボディを入れた。



ドヴォっ!



棗 「ぐっふ…」



頭巾から見える棗の眼が見開き、焦点が定まっていないのがイッキにも分かった。それを見てイッキは棗のボディに連打を入れる。



ズボ!    ドス!     ドゥフ!

    ドヴォオ!   ドッスゥゥン!!



棗 「かほっ  うぶ   ぐぼお  うっぷ  こっぽぉぉぉぉ」


棗は堪らず頭巾の口元を上げた。棗の口の端からは唾液が顎に向かって流れていた。



ガキーーーーーーン!!!



イッキ 「ぐああああああああああ!」



そのときイッキの背に凄まじい衝撃が走った。もう一人の忍者・葵がイッキの背中を金属バットで殴っていた。


イッキはのけ反るように、うつぶせに床に転がった。


葵は倒れたイッキの脇に手を入れると無理やり立たせた。そしてつぶやく。


葵 「忍法 羽交い絞め」


涎を垂らし腹部に手を当てている棗が口元を腕で拭きながら、葵に羽交い絞めされているイッキの前に立った。


棗 「さっきはよくも… に…忍法 腹責め」



ドゴォ!!



イッキ 「ごはッッ!!」



棗は無防備なイッキのボコボコの腹筋の上のほうのブロックに拳をぶっ刺した。イッキは目を見開き盛大に唾液を散らばせる。


棗の拳のゴツゴツした部分だけがイッキの腹筋にめり込んでいる。棗はその埋まった拳を右、左とゆっくり回転させる。


イッキ 「ここ…こ…こ…こ…こ こ こ こほっ」



ドッヴォっ!



棗はイッキの腹筋に埋まってる拳はそのままに逆に拳を新たにイッキのボコボコの腹筋に埋めた。


イッキ 「ごぷ」


イッキの腹筋は二つの圧迫により、さらにボコボコを引き立たせ、悲痛に歪む。







ズドオム!!


タイシ 「   こほっ   」


東 「そろそろ終わりにせんとな、お前の大事な腹筋がすべて潰れちまう…」


タイシ 「 ぅぅ ぅぅ がは」


タイシは許しを求め、東の頭巾のほうへ手を伸ばす。



ズッヴン!!!!



タイシ 「げっヴぉおおおおおおおおおおおおお」



最後の最後に強烈な一打がタイシの腹筋のボコボコ中央に埋め込まれた。タイシのシックスパックの六つの山はすべて奥へ押しつぶされる。


タイシ 「うっふぅぅぅぅ…」


腹から膝を抜かれたタイシはそのまま前のめりに倒れ込む。東の頭巾に差し伸べられていた手は、無意識に倒れざま東の頭巾を掴み、剥いだ。


頭巾を剥がれ、顔があらわになった忍者・東。そこには忍者の衣装とは場違いな今風のサラサラ髪の青年の顔があった。


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第53話 腹責めバトルロワイアル 8 罠

 【05//2013】

廃病院の地下を使って行われている強制的な腹責めバトル。大戦を考慮して設計された地下フロアは広大で、鉄筋コンクリートがむき出しの殺風景な場所。病院に侵入してきたゲリラが簡単に避難地区にたどり着けないよう、地下は迷路のような構造になっている。


その地下フロアの中央の大スペースに、参加者の山伏広治、東竜之介、小池淳平はたどり着いた。


3人は腹責めメインのファイトクラブのメンバーで以前から知り合いだった。主催者の牛島という男は遊び人のような男でほとんどクラブには顔をださず実質クラブのリーダーは山伏だった。


淳平 「山伏さん、そろそろ教えてくださいよ、コレなんなんスか? 日頃の成果を見る大会なんスか? 業腹って誰ッスか?」


腹筋を鍛えることが大好きな大学生・小池淳平。格子柄の短パンに、電気の無い病院は当然空調などなく、さらに地下は窓もないため蒸しており、上半身は脱いでいる。一見華奢な細身の体にその中心の腹筋はこぶが掴めるのではないかと思うくらい高く盛り上がっている。


竜之介 「そうですよオレも知りたい、山伏さんなんか知ってるんでしょ?虎之介はどこいったんだよ…」


短髪でキリッとした一重まぶたの醤油顔の男らしい顔つきの青年・東竜之介。彼はテコンドーを習得しており、引き締まった体の上に道着を着ている。


山伏 「内緒さ、まあまあ そのうちわかるって」


空手の師範でもある山伏はボディビルダーのような体付きで、腹はうっすら割れている程度で少しボコっと出ているが、皮膚の下には強靭な筋肉が詰め込まれている。


山伏 「さあ、バトルロワイアル勝とう! この広い部屋で待ち伏せだ」


そのだだっ広い部屋のようなスペースも他の場所同様殺風景だが、ポツンポツンと患者の拘束台のようなものが置かれており、少し散らかっている。


淳平 「まあオレら3人なら余裕っスね 山伏さんいるし」


山伏 「おいおい 俺頼りか? さ 進め」


言われた通り、淳平と竜之介は部屋の中央へ向かって歩く。


山伏は立ち止まったまま…





淳平 「山伏さーん こっち来てくださいよ このキカイみたいのなんスかね?」


カチッ


淳平がそのキカイの正面に足を置いたとき、床のタイルが一枚沈んだかと思うと、妙な音を奏でた。


ヒュンヒュンヒュンヒュン


淳平 「 ! 」


シュッ シュッ シュッ シュッ 


突如キカイの奥からビー玉サイズの鉛玉が4つ発射され、淳平の腹目がけてすごいスピードで飛んできた。


ずぶ

    ずぶ   ずぶ


   ずぶ



淳平 「かほ ごぼ けふ うぶ」


避ける暇もなくビー玉サイズの鉛玉は淳平の腹筋の4か所へ埋め込まれた。ヘソの近く、腹筋の左側少し下、腹筋の右側少し上、鳩尾の盛り上がりに玉によって凹んでいる。


淳平 「ふっふぅぇ… な …」


淳平は唾液をタラタラとこぼす。しばらくして玉はコロンコロンと地面に落ちた。


竜之介 「淳平!大丈夫か!!? 罠だ! 離れろ! 山伏さん!」


山伏は腕を組み黙ってこちらを見ている。


竜之介は淳平のもとへ駆け寄った。


カチッ


再びあの嫌な音がフロアに鳴る。竜之介が自分の足元を見るとタイルが一枚沈んでいた。


竜之介 「まさか!?」


すると今度は天井に吊るされ視界に入っていなかった巨大なものが振り子の原理で勢いよく竜之介目がけ迫った。


竜之介はブワンと風を切り音を立てて迫ってくる物体のほうへ体を向けた。




竜之介 (ま!丸太!?)




ドズヴォーーーーーー!!!!




先の丸まった巨大な鉛筆を思わせる丸太木が竜之介の道着の中央にのぞく腹筋にぶっ刺さった。




竜之介 「ぐむううううううううう」


巨大な鉛筆の先端が道着の中に潜り込み、露わになった竜之介の腹筋全体にめり込んだ。


一瞬のことで竜之介は腹に力を入れることもできず丸太の餌食になり潰された場所以外の筋肉を盛り上がらせ丸太を抱える。口元は今にも胃液を吐きだしそうな状態。


そして丸太は竜之介の腹を抉ったまま、慣性の法則にしたがいスイングを継続し、壁まで向かった。



ズドオオオン!!!


     ドッヴォメリィ!



竜之介 「 うッ ぶッ       げぶうううおおおお」



壁に衝突した竜之介の腹筋に丸太の先端が深く深く深くめり込んだ。


胃液をぶちまける竜之介の腹はコンクリートの壁に挟まれまさに串刺し。


竜之介 「あああああ げヴぉおお…ぉぉ オレの…腹筋…」


絶叫し竜之介は力なくなんとか丸太を腹のめり込みからはずそうとするがびくともしない、丸太の先は竜之介の腹筋を抉ったままで竜之介は徐々に体力を奪われ、最後は腕と頭をダランと下げた。


竜之介 「オ…オレの腹筋…」


頭を垂らし小さな声でつぶやく竜之介、唇からはポタポタと唾液だけが垂れる。




淳平 「竜之介…さん…山伏さん…やばい…ス…ここ…」


腹を抱えながらヨタヨタと必死で山伏のもとへ向かう淳平。山伏のもとへたどり着くとバタっと四つん這いに倒れてしまった。


山伏 「 ………      まだまだ甘いぞ…淳平…」


そう言うと山伏は四つん這いになっている淳平の腹を蹴り上げた。


ドヴォッ!


淳平 「ごふッ」


淳平の体が一瞬中に浮く。そして目を丸くし呻く。


淳平 (うぶぅう この人…あ…あぶねえ…)


淳平は四つん這いの姿勢でその場から逃げようとする。しかしまた無防備なその腹に


ドヴォッ!


山伏の蹴り上げ。


淳平 「んぶ」


ドッヴォッ!!


淳平 「ぐっはああ」


3回目の強烈なボディの蹴り上げで淳平の体は勢いよく反転し、あおむけにさせられた。


淳平 「んぐ んぐ けほ」


足をバタつかせ腹に手をあてがい呻く淳平。


山伏 「ほら淳平ちゃんまた腹が無防備になってる」


山伏がいつもの優しい口調で言う。そして足で淳平の手を払いのけると腕を振り上げ、5本の指を立て、それを垂直に淳平の腹筋のパックにぶっ刺した。



ドボ!ズウムズウムズム



淳平 「ごふッ   うえええええ」



そして山伏は淳平の腹筋のパックを4つほど5本の指で鷲掴みにすると、なんと持ち上げた。そしてそのまま無理に立たせると地面に落ちているロープを拾い上げ、淳平の胸筋の下とヘソ下にロープを通し、腕を後ろ手にし、がっちりと縛り上げた。


そして先ほどのビー玉マシーンの前に立たせる。逃亡を図らないようさらに柱にくくりつける。


ロープで縛られ、自慢の腹筋をさらけ出し、マシーンの前にいる淳平。まさに俎板の上の鯛。


そして山伏はキカイの可動スイッチを押した。


ヒュンヒュンヒュンヒュン


キカイからモーター音のような音がしだす。


淳平 「くっ や…山伏さん…な…んで…これもテストなんスか? オレももう無理ス…」



シュシュシュシュシュシュシュシュッ



鉛玉は先ほどよりたくさん淳平の腹筋目がけ飛び出した。



  ずぶずぶ   ずぶ


 ずぶ  ずぶ ずぶ  ずぶ


   ずぶ      ずぶ   ずぶ



淳平 「くぷ うぶ う う う う う う げヴぉ うっぷ」


小さな鉛玉が淳平の自慢だったボコボコだった腹のいたるところに埋まった。



コロンコロンコロンコロン


シュシュシュシュシュシュシュシュッ



埋まりこんだ鉛玉が淳平の腹筋から落ちるとすぐさま次の弾丸が発射される…。



ずぶ  ずぶ ずぶ

   ずぶ  ずぶ  ずぶ ずぶ




ずぶずぶ  ずぶ めり  ずぶ




       ずぶ ずぶ  ずぶ メリ



淳平はすでに虫の息。




そこへ一人の男がやってきた。


原背女大学メンバーの二枚目・火浦恭二。この光景に口をあけ驚愕している。




山伏 「やあ、トラップルームへようこそ」


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第52話 腹責めバトルロワイアル 7 追い打ち

 【05//2013】

古河ツグオ、小宮山慶、三浦翔吾、がうなだれている区画。


そこにやってきたのは太っちょレスラー西熊児。


西はその光景を見てニヤニヤと笑みを浮かべる。反面、自分が制裁を下せなかったことに残念な思いも抱く。


そして西は手かせをはめられ壁にもたれている三浦翔吾のもとへ近寄った。西はいまだボコボコと隆起だけはしているズタズタの翔吾の腹筋をさする。そして5本の指で腹の弾力をぐぐぐっと確かめると、翔吾のかせをすべて解除した。


小宮山慶 「ぅぅ うう に、西…」


そこで目覚めた慶は西の顔を発見し、つぶやく。しかしもはや西を仕留める力どころか起き上がる力も残っていない。


西はそんな慶を見下し、近づくと慶の脇の下に手を入れ軽々と持ち上げた。そして手を慶のくびれのあるスレンダーな腰の上、腹を両手で掴むとすべての指、とくに親指に力を込め、ずぶずぶと潰しあげた。


慶 「  ぐおっ!  」


弱り切っていた慶も激痛に声を上げる。西の指は慶の腹筋奥に入り込み、先はまったく見えない。


慶 「こぽ こぷ こ ここ こ こっぽ」


喉の奥を鳴らし、慶は西に掴まれながら気絶した。


そんな慶をボロ雑巾のように捨てると、西は去って行った。





三浦翔吾 「げっヴぉおおおおおおおお」


嗚咽をしながら意識を回復した翔吾。かせがすべて外れているため、四つん這いに倒れる。そして翔吾はすぐさま自分の腹に手を当てた。


翔吾 「おえええ めっさ いてえ  ぐぼお」(やべえ、ここで誰かにあったらぜってえやられる、どこかで時間かせがねえと)


翔吾は片手で腹を押さえ、片手で壁に手を付き、フラフラとした足取りで、その区画を出た。


しばらくして、前方から二人の男が話す声が聞こえる。


翔吾 (やべえ ぐふ)


翔吾は物陰に隠れた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



田中計 「いやあ ナオトさんに最初に出会えてよかったです。」


片崗ナオト 「オレもだ、仲間のお前あえてよかったぜ」


計 「それにしてもなんなんでしょうね、このイベント、俺ら山伏さんに呼ばれて集まって、車に乗ったところまでは覚えてるんですけどね、そのあといつのまにか眠ってしまって…これってうちのクラブのテストなんすかね?」


ナオト 「いやオレにも分からないが、とにかく腹がめちゃくちゃいてえ、鎖に繋がれ眠らされているあいだに誰かに殴られたらしい」


計 「俺もです。それで目が覚めましたもん」


ナオト 「まあとにかくオレたちはこういうことに慣れている、二人で手を組んで慎重に行動しよう、ラスボスはあの業腹とかいうやつだ」


計 「ハイ」


若いリーマンの計はスーツ姿で上半身はすでにワイシャツ1枚のみでボタンをすべて外し腹をむき出しにしている。塗装工のナオトは作業ズボンに上は白のタンクトップを着ている。



カラン コロ~ン



二人の声しか聞こえない静かな場所で突然 金属が転がる音がする。


計 「ナオトさん…今聞こえましたよね?」


ナオト 「あ ああ」


計が物音がしたコンクリの壁の裏を慎重に覗き込むと、そこには上半身素っ裸の焼けた肌の男が四つん這いになり固まっていた。三浦翔吾だ。どうやら計とナオトに気付かれないうちにその場から立ち去ろうとしたらしい。


計 「おいこら」


翔吾 「………」 (やべえ…今は…やべえ)


計 「こっちむけや」


ナオトに対してはかしこまった態度の計は自分より目下の者には強気。計のサディスティックな血がたぎる。


計は四つん這いの翔吾の茶色い髪を掴みあげ、強引に立たせこちらを向かせる。


翔吾 「があ」


計 「お!!お前は!! 昨日の夜オレを襲った野郎じゃねえか!!」 (なんという偶然…いや必然なのか?…これはおもしれえ、昨日の仕返しがたっぷりできる…)


翔吾 「やめ ぅぅ」


計 「別の参加者にやられたらしいな…ブレスレットもしてねえ…いい気味だ…さぞそのボコボコの八つ割れの腹を派手にやられたんだろうな…」


ナオト 「計…実は…オレも数日前、仕事中こいつにやられた…それはもう派手にな、最後はサンドバッグで腹を潰され、2日は何も食えなかった…オレもこいつには借りがある…」


計 「こんなボロボロのやつをナオトさんと二人がかりでなんてちょっと気が引けるが…借りたものは返しましょう…リトリビューション…報復だ…」


翔吾   ゴク   (やべえやべえやべえ…)


翔吾は唾を飲み込んだ。喉仏が大きく動く。翔吾はできる限り腹に力を込めた。しかし堅くなることはなく、ゆるゆるだ。見た目だけがボコボコと八つに割れた見かけだけの腹筋。


ナオト 「オレがおさえる」


ナオトは翔吾を腕を背中に持っていき後ろ手に持ち羽交い絞めにした。


計 「準備はいいか?いいわけねえか…じゃ抉るぜっ」


ドスン ドスンっ


計はまず翔吾の大胸筋へ右左と拳を埋めた。


翔吾 「ぐはっ ぐわっ」


ふっくら膨らんだ翔吾の胸筋がインパクトの瞬間だけ潰れる。


続いて下腹部のくびれあたりに拳を埋める。


ズドッ ズブッ


翔吾 「うごおおぉぉぉ ぼふううううぅぅ」


そこは翔吾にとってゲームが始まって一度も拳が埋められていない箇所。


さらに計は翔吾のボコボコの腹筋のど真ん中にストレートを入れる。


ズドオウムウウッ!!!!


翔吾 「ぶっほおおおおううぇぇぇ ぁぁ ぁ ぁ がっ」


翔吾は大きく目を見開き口を尖らせ、前のめりになる。


計は翔吾の髪を掴み上げ背筋を伸ばす。そして苦悶の表情を浮かべる翔吾の顔をまじまじと見る。


計 「イケメンがだいなしだな、ヨダレなんて垂らしやがって、天誅が下ったんだよ」


翔吾 「ぐへぇ ぅぅ    ぺッ!」


翔吾は計の顔に向かって唾を吐いた。そんなことをすばこのあとどうなるか翔吾は頭では理解していたが、彼はそうした。


計 「………」


翔吾 「ぐほ…サド野郎…これで…勝ったと思…!?ぐぶッ  」

                        ドヴォ!



髪を掴まれ計に話しかけていた翔吾の顔は突然頬を膨らませ苦悶へと変わる。


翔吾 「 うぼ ぉぉ うっく 」


恐る恐る翔吾は自分の鳩尾の少し下あたりの腹筋に目を向けると、計の拳がずっぽり埋まり腹筋を押し込み上に押し上げていた。


翔吾 「こっぷ」


計 「ナオトさん、俺このままこいつの腹に拳埋めとくんで、うしろからもぐいぐい押してください!!」


ナオト 「よしゃ」


ずぶッ ずぶッ ずぶッ ずぶッ ずぶッ




翔吾 「こぷ こぽ ごっぽ うぷっ」 (もう…好きに…して…く…れ…)


背中を丸めた翔吾の八つ割れの腹に計の拳はありえないほど埋まり続けた。





翔吾 「ごぷッ」


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第51話 腹責めバトルロワイアル 6 回想

 【04//2013】

昭和の初めごろ建てられた荘厳なたたずまいの業腹総合病院(ごうばらそうごうびょういん)。そこは大戦に備え設計され、地下には広大なシェルターが備わっている。しかし大戦などなく、いつしか病院は経営難で廃業、忘れられたその建物はまるで霊廟のようにそびえ、肝試しをする好奇心旺盛な若者以外誰も近づかない場所となっていた。


そんな広大な地下空間の一番南の区画で南渡河高校のボクシング部、松田コウマは一人待っていた。


大島優吾 「おい、コウマ待たせたな」


コウマ 「大島、来たか」


大島 「やっぱりツグオは来てないみたいだな」


コウマ 「まあ期待はしてなかった」


大島 「で、どうする?」


大島とコウマは犬猿の仲…だった。5日前のある出来事で二人は打ち解けた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



5日前....



大島 「よおコウマくん、拳闘場に俺様を呼び出して何の用だ?また腹を鍛えて欲しいのか?だったら手伝ってやんぜ」


コウマに呼び出され大島優吾は柔道着のまま拳闘場へやってきた。


コウマ 「いや、女子みたいなこまごました嫌がらせはもうやめてくれ、オレとここで一対一の勝負をしろ…約束通り一人で来たんだろうな」


大島 「もちろん一人だ、お前ごとき、俺一人で充分だ」


コウマ 「じゃあリングに上がれ、異種だからオレもお前も素手、掴みやすいようオレもシャツをきたままやる、これなら公平だろ」


大島 「どうだかな」


そう言って大島はロープをくぐりリングに上がった。二人はリングの中央で睨み合い、いつとなく試合は始まった。


大島はコウマの黒い袖の短いTシャツを掴もうと柔道と構えで前進する。コウマは捕まるまいとその手にジャブを打ち反撃する。


大島 「ちょこまか動くな」


大島はコウマのジャブを拳を広げ掴みパンチを封印した。両拳とも。


大島 「拳を掴まれちゃあ何もできねえのか?腹筋ボコボコボクサーくん よ!!」


大島は拳を塞がれがら空きになったコウマの腹に膝を埋めた。



ズムゥウウ!!!



コウマ 「うぐぅ」



コウマの腹筋が大島の堅い膝の威力でぐぶっと少し凹む。


大島 「おら もういっちょ!!」


ドゥム!!


コウマ 「くっふうう うえ」


大島 「もういっちょ!!」


ドゥッボ!!


コウマ 「うぶう」


コウマは頬を膨らまし膝をつく。両拳を大島に握られているため腹をかばうことができない。


大島 「案外あっけねえな もうおわりか?」


それを聞くとコウマは太ももを震わせながら立ち上がる。


大島 「お前のボコボコの腹もっと俺様の膝が欲しいってことか? じゃあ遠慮なくくれてやんよ」



ドッヴォオオオ!!!!



大島 「うっぶうううううぐええ」



次に膝を放ったのはコウマのほうだった。


両手が塞がっているのはコウマの両拳を握っている大島も同じこと。コウマは大島よりも先に膝を放ち、大島の腹を抉っていた。


大島は即座にコウマの拳を離し、腹を抱え涎をたらし呻いている。そんな無防備な大島の顎にコウマはアッパーを入れた。


ドゴオオオー!


大島 「ぐっはあああ」


顔を大きく上にのけ反らせる大島、道着は帯が緩み、肌蹴た。大島の日頃の鍛錬による強靭な腹筋が露出する。胸筋は張り出し、その下にはゴツゴツの腹筋の山があった。


そんな無防備常態のボディをコウマは見逃すはずはなかった。コウマは大島にボディブローをメタクソお見舞いする。


ドボオ ドボオ ドボオ ドボオ ボフウ

ズムウ ズムウ ズムウ ズムウ ドッボおおおお!!


大島 「かっほ ごぼ うっぷ ぐぶう うう うう うう」


コウマによる執拗なボディの応酬で大島の体はコーナーにまで追い詰められた。


大島 (やべえ コーナーだ… だが腹が…ぐふ)


コウマは大島がコーナーポストに背を付けたのを確認すると今まで以上の力で思い切りボディブローを食らわせた。



ドッッズウウウウウゥゥゥゥン!!!



大島 「  うっ   げぶうううぅぅぅ 」



コウマの拳は大島の腹筋の隆起した筋肉と筋肉のあいだにめり込んでいる。最後の一撃で大島の腕は跳ね上がり、ロープへ引っかかった。


大島 「げっほ うっげ はあはあ うお」


両腕に力を込めロープを掴み腰を上げようとする大島。しかし


大島 「!? な」


大島の両腕は結束バンドでロープに固定されていた。


佐藤充 「勝負あったな、コウマの勝ちだ」


大島の腕を固定したのは同じボクシング部の佐藤充。もともとコウマと相談し、隙を見せた大島を捕まえる算段だった。


コウマ 「はあ はあ つかれた…あとはお前たちの好きにしろ」


大島の膝を食らった腹をさすりながらコウマはリングを降りた。


充 「じゃああとはオレたちが大島をお仕置きしないとな」


その言葉を発端に物陰から数人の生徒がやってきた。大島のいそぎんちゃくの一人、柔道部の前田敦斗(まえだあつと)と巨漢の最巨頑駄(さいこがんだ)。他数名。


敦斗 「大島さん、無様ですね、大島さんの腹いたぶれるなんて最高っすよ」


最巨 「大島さん、いつも俺たちバカにしてる、俺たちもうあんたのつかいっぱしり嫌だよ、それに俺前から大島さんの腹見ていつか殴りたいと思ってたス」


大島 「おまえら…ただで済むとおもうなよ…ぐふ」


柔道着を肌蹴させ腹をむき出しにしてコーナーにくくりつけられ涎を垂らしている大島に誰も恐ろしさを感じていなかった。


最巨 「じゃ じゃあ俺からいくぜ」


そう言って最巨は遠慮なく相撲取りの稽古のようにタックルで大島の腹に肩を埋め始めた。


ドゥぶぅううう!!


ズッぶぅぅうぅ!!


ドゥむぅぅぅうう!!


大島 「げっほおお うぶううううあ がっほおおうえ」


うつむいている大島の口からは唾液が盛大に飛び散る。


ドゥぶぅううう!! (くっそお腹が)



ズッぶぅぅうぅ!! (こいつの肩)



ドゥむぅぅぅうう!! (めりこんで)


大島 「ぐふ」


次に最巨は大島の腹筋のこぶを2、3個掴むと指を立て、ぐむぐむ大島の腹の奥へ押しやる。


敦斗 「お、オレもやる!」


そう言うと敦斗も別の大島の腹筋のこぶをぐぶぐぶ押し始めた。


充 「んじゃ オレも」


そして充は大島の鳩尾近くの2つのこぶを両手の親指でぶずぶず押し込む。



ぐむぐむぐむぐむうううう

     ぐぶぐぶぐぶぐぶううう

        ずぶずぶずぶずぶうううう

   


大島 「  かっ    おえっ   うぷっ  」


大島はただただ腹筋の盛り上がりのいたる箇所を3人に執拗に潰しあげられ呻くしかない。


コウマ 「お前たち どけ」


するとリングに再び戻ってきたコウマが脇にラグビーボールを抱え言った。


3者は言われた通り大島の前からどく。


そして



コウマ 「おおおううううりゃやあ!!!!」


ラガーのごとくボールを抱え助走をつけたコウマはラグビーボールの尖った部分を大島の腹の中心に力の限り埋め込んだ。



ドぶッ



大島 「      ごぽっ       」



大島は大粒の唾液を吐き捨てると何も言わず頭を垂らした。


コウマが大島の腹に埋まったラグビーボールから手を離してもなぜかボールは落ちることはなかった。それほどボールの先端は大島の腹に埋まってしまっていたのだ。


コウマが大島の結束バンドをハサミでちぎると、大島はラグビーボールを抱えるようにしてマットに沈んだ。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



そんなことがあり大島とコウマの距離はなぜか近づいた。


大島 「で、どうする?」 「俺とお前で手当りしだい出会ったやつらをとっちめるか?」


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第50話 腹責めバトルロワイアル 5 反撃

 【04//2013】

4人の男たちが腹をやられうなだれる区画。


そこで小宮山慶は目を覚ました。


慶 「ぐわあ いてえ…」


目の前は相変わらずの風景、ただ一つ違うのは三浦翔吾がグロッキー状態だということ。


慶 (誰にやられたんだ…)


周囲を見回すがそれらしき人物はいない。そして慶はおもむろに翔吾に近づき、前のめりになる彼の体の肩を押し上げた。


慶 「おい、誰だ?誰にやられた?」


翔吾 「ぅ  ぅ ぅぅ」


慶 「くそ、こいつをやったのは西かも知れねえ…だがさっきのお返しだ、1発殴らせろ」


翔吾 「ぁ ぅぅ ぅ」


翔吾は閉じかけの眼で首をゆっくり横に振った。


慶 「オラああ!!」



ドヴォメリ!!



翔吾 「ぅぅぅぅぅうう…」



再び翔吾の口から唾液の糸が垂れる。



「おぃ…」


後ろから聞こえた声に慶は振り返る。



ズム!!!!!!



振り返った慶の肩を瞬時に捕まえ、慶のチョコレート腹筋に、いつのまにか立ち上がっていた古河ツグオが膝をめり込ませていた。


慶 「ぐっぷ」


もともと弱りきっていた慶はその一撃で沈んだ。再び地面に倒れる。


ツグオ 「オレが寝てる間にすげえことになってんな…ぐふ、でもラッキーだぜ…これでオレの勝ちだ…どりゃあ!!」


そう言ってツグオは腹をむき出しに寝ている慶の腹筋に肘を突き立て慶の横に倒れた。


ドヴン!!!


慶 「  こっ  」


ツグオの肘が深々の慶の腹筋に刺さったが慶はほとんど呻かない。


そのままツグオも大の字になり、体力が回復するまで待つことにした。


ツグオ 「はあ はあ はあ はあ」


呼吸とともにツグオの胸筋、やもっこり隆起している鳩尾周辺の筋肉が伸縮を繰り返す。


そんな無防備なツグオの横に立ちふさがる一つの影。三斗士。彼もある程度体力を回復し立ち上がれるまでに至っていた。そして手にはなぜかハンマーを持っている。


そして三斗士は無言のまま、寝ているツグオに向けてハンマーを振り上げた。


ツグオ 「なっおまっ 待て!!やめろ!!」


ツグオは三斗士に向かって叫んだ、しかしそれは無意味だということに気付くと、自分の腹に落とされるであろうハンマーを受け止めるべく両手を上げる。


が、ツグオには腕をあげる力は残っていなかった。そいてハンマーはそのまま



ドゥぶッ!!!!



ツグオ 「げええええヴぉおおおおおおおお」



ボッコリと隆起していた肉厚のツグオの腹筋の鳩尾から下にかけての中央、そこには三斗士が落としたハンマーが埋もれており、ツグオの腹はずっぷりと凹んでいた。


ツグオは首を横に倒すと腹にハンマーを埋めたまま動かなくなった。


三斗士 「はあ はあ    はあ」


三斗士はハンマーから手を離すと男たちの衣服を漁った。そして見つけた。壁にくくり付けたれ、うなだれている三浦翔吾のトレーナーのポケットから翔吾本人のも合わせた4つのブレスレットを…。


三斗士はそれを掴み慌ててその場から逃げた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



八つ我ジムコンビ、イッキとタイシを騙し奇襲した川本シンタ。計画は失敗に終わり、逆に二人がかりで腹を責められ、ブレスレットを奪われ、ウエットスーツの上半身をむき出しに、堅く冷たいコンクリートの床でダウン中。


最後にタイシに埋め込まれた鉄パイプの一撃でまだボコボコの腹筋をヒクヒク、ひくつかせている。


シンタ 「ぅぅぅ  ぅぅぅわあ   げっほ」 (く、くそぅ オレの…鍛えた腹が…)


そこにタイシの最後の絶叫を聞きつけやってきた一人の男。西熊児。業腹の相棒とも言える男。


西 「いやあ ずいぶん派手にやられたようだな…」


シンタ 「ぺっ ぐふ てめえは…」


腹を抱え仰向けの状態で西を見るシンタ。


西 「そうだ、いつかお前を拉致してかわいがってやったけな、あれからけっこう鍛えたようだが…またかわいがってやる…」


シンタ 「う…うせろ…オレはブレスレットをもってない…」


西 「ブレスレット?そんなものはどうでもいい…知ってるだろ俺はお前みたいなやつが腹をいたぶられ悶え苦しむ姿を見るのが好きなだけだ…」


そう言ってどんどんシンタのもとへ近寄る西。


そしてシンタが腹をかばっている手を足で払いのけると、かかとを振り上げそのシンタのボコボコの腹筋に埋めるように振り下ろした。



ドゥブゥゥ!!!!!



シンタ 「ごぶおっ!」 (オレの…腹…)



シンタは腹を抱えのた打ち回る、その肩を西は足で抑えると次に腹をかばっている手をまた払いのけ、今度は膝を埋めた。



ドヴブゥゥ!!!!!



シンタ 「うっぶおおお!!」


目をまん丸くし呻くシンタ。膝が腹に埋め込まれたままで徐々に頬を膨らませていく。


グリ!!!!


その膝にひねりが加えられ、たまらずシンタは胃液を尖らした口から噴射する。


ズボ


西がシンタの腹から膝を抜くときにも音がしたような衝撃。


シンタ 「くっぷ こぽ こっぽ こぷ うええ」


シンタは腕で腹をかばう余力もなくなり、腹をさらけ出している。


西は落ちている鉄パイプを拾った。


西 「鉄パイプはこんな使い方もある…」


そう言って西はシンタの無防備な腹筋のボコボコの上に鉄パイプを一の字に置く。


そいて重い体を飛び上がらせたと思うと鉄パイプに両足を着地させた。




ドゥボゥゥ!!!


メリメリメリメィ



シンタ 「うふっ    げ     ヴぉ…」



西が着地したのは鉄パイプの両端、シンタの腹は一の字に置かれた鉄パイプに見事に潰されていた。ボコボコに盛り上がっていた腹筋が行き場を失い、奥へ押され悲鳴を上げている。


シンタ 「ぐぼおお…」


続けざま西は今度はシンタの腹の上に一の字に置かれている鉄パイプの両端を手に持ち替え、パン生地をこねる棒を使うように、シンタの腹筋をゴリゴリと抉る。


シンタ 「ぐええ かほお ごぶう うえええ ごぼお」


西 「これがホントの腹筋ローラーだな…」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



【現在のブレスレット数】


月島 一矢 1
火浦 恭二 1
水面 三斗士 4
木辺 四竜 1
金子 醍五 1
土田 真 1
小池 淳平 1
小宮山 慶 0
松田 コウマ 1
大島 優吾 1
古河 ツグオ 0
柏木渉 1
三浦翔吾 0
本田マサキ 1
聖山 タイシ 2
樋口 イッキ 1
田中 計 1
片崗 ナオト 1
東 竜之介 1
山伏 広治 1
川本 シンタ 0

西 熊児 1

業腹 拳 1


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第49話 腹責めバトルロワイアル 4 拷問制裁

 【04//2013】

ゲーム開始早々、不良高校生・古河ツグオに遭遇し一方的に腹をボコられダウンした大学生・水面三斗士。


そのツグオを熱戦のすえ腹に拳を埋め勝利した一匹オオカミ・小宮山慶。


ツグオ (ぐふぉ…ちくしょう…小宮山…おぼえてろ…)


ツグオは腹を押さえ地べたで動かない。


そんな満身創痍な小宮山慶の前に新たな挑戦者が現れた。


茶髪でえくぼの似合う、焼いた肌のスレンダーボディの青年・三浦翔吾。翔吾も他の参加者同様、業腹に自宅アパートに押し入られ、地獄の腹責めを受けた後、ここへ連れてこられた。そのため翔吾は上半身裸で寝巻に使っているグレーのトレーナー地の下をへその下ではいているだけの恰好。そのため翔吾の八つに深く割れた腹筋が誰の目にもとまる。


ただ翔吾が他の参加者と違うのは、彼自身、狩る側の人間で、夜ごと、ターゲットを見つけては、男たちの腹をいたぶり、快楽を味わっていた。しかし業腹によって一回狩られる側に回ってしまった。


翔吾はここで、最終的に業腹への報復を計画しつつ、このゲームで願ってもない男たちへの腹責めをジワジワと楽しむ算段だ。


翔吾 「小宮山慶、次はオレと勝負だ、お前なかなか楽しめそうだし」


慶 「うるさい…オレは関係ない…ほらブレスレットはやる」


慶は翔吾に向かってブレスレットを放った。慶にとってはこんなところで無駄な時間は使っていられないし、何よりツグオとの戦いでほとんど体力を消耗していた。


翔吾 「そっか、ザンネン☆ でもオレはブレスレットには興味なし、興味あるのはお前のボコボコのチョコレート腹筋だけ、お前ももうスタミナ残ってねえみてえだからすぐ終わらしてやっよ、オレも一人一人に時間かけてらんないし」


そう言うと翔吾は拳を固め慶に素早く近づいた。慶も余力でファイティングポーズを仕方なくとる。


顔面を狙った慶のジャブ、それを交わす翔吾、だがいくつかのパンチが翔吾の顔にヒットする。


そして放たれた慶の大ぶりのフック。そこへ。


翔吾 「ボディがお留守だぜ!!なんてな!」



ドヴォオん!!!!



慶 「うっぶうううふぇ  かっほお」



翔吾のは慶の大ぶりの拳を軽く避け、カウンターのボディブローをお見舞いした。翔吾の拳が慶の腹に半分埋まる。


慶 「くふうう うふ ぅぅ ぅ」


翔吾の拳は慶の腹にしばらく埋まり続け、翔吾は慶の苦悶の表情を観察しながら、その拳をさらに突き上げた。


慶 「うふっ」


瞬時に慶の両腕はダランと垂れ下がる。そしてそのまま翔吾の胸に頭を預けた。


翔吾 「ずいぶん良い声だすじゃねえか、もっと聞かしてくれねえか」


そう言うと翔吾は慶の肩に手を回すと腕を下げているあまりにも無防備な腹筋に拳を何度も埋め込む。



ドボン!!

ドメリ!!

ズブン!!

ドゥヴォ!!

ドゥム!!



慶 「うっふ  かほっっ  うごっ げっほっ こほっっ」


腹に拳が埋まるたび、慶の喉の奥から細かい唾液が少量噴射する。慶のボディは完全にお留守で、鍵も掛けずドアが開いているようなもの。


慶の眼はうつろになり、しばらくするとうめき声も出さなくなり、ほんの少し唾液を吐くだけになっていた。


翔吾 「コレじゃあもう、ツマンネー、次のオモチャさがすべ」


勝利を確信し、一瞬だが油断した翔吾、その隙を見逃さなかった慶は勝ち目はないが精一杯の力で翔吾を後ろの壁に突き飛ばした。


翔吾 「おまっ まだ(生きて)やがったか ぐお」


翔吾の背中が壁に備え付けられた金属の機械仕掛けにぶつかる。


翔吾 「まだいたぶられてえみてえだな…おまえの腹、もう耐えれねえと思うけ…ど   !??」


ガチャン


突然金属が噛み合う音が響く。壁に付けられていたのは業腹が設置したトラップ。参加者同士の力の差を越えた、運も味方につける、逆転劇が楽しめるゲーム展開が巻き起こるよう各所に設置されたもの。


翔吾 「くそおお なんだコレ?」


翔吾の首には壁から飛び出た金属の半円上の輪がしっかりロックされ抜け出せない。


慶 「はあ はあ ぐふぇえ」


慶は息絶え絶えで、丁度翔吾の体の手首と足首のところにもともと設置してあった、手かせ足かせをゆっくりとした手つきで次々とはめていく。薄暗がりの地下の壁にはもともといたるところにこうした突起や拘束具があったため、それがトラップだとは気付きにくい。


翔吾 「はなせ!!こら! オレは狩られる側じゃねえ!狩る側だ! おめえみたいな雑魚!」


翔吾は怒鳴るが慶の耳にそれは届いておらず…そして翔吾の拘束が完了すると慶は力尽き、その場に倒れてしまった。


翔吾 「へ? た…たすかった、でもコレどうやりゃはずせるんだ?」



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南渡河高校のボクシング部の顧問・本田マサキは一人歩いていた。部員の腹をいたぶるのが彼の趣味で、昔は彼自身もボクシングをやっていたこともあり今でも体はかなり鍛えている。


ある日お気に入りの部員の一人・松田コウマを知り合いの山伏広治の道場へ連れて行ったところまでは覚えている。しかし山伏がコウマをボコボコにしてその光景を楽しんだがそのあとは記憶にない。


マサキ (なぜ俺はここにいる?確か山伏さんと最後に話して、まさか山伏さんが俺たちを…?山伏さんもこのゲームとやらに参加してた、まず山伏さんを探そう…しかし腹責めバトルロワイアル…俺にうってつけだな…山伏さんを探すまえにちょっと楽しむか…)


「オレは狩られる側じゃねえ! 狩る側だ!」


そこで若い男が怒鳴る声がした。マサキは好奇心を押さえきれずその声が聞こえた区画へ向かう。


そこは部屋とは言えないが四方をコンクリの壁に囲まれた空間、ドアはないが出入りのできる場所は2つ以上ある。


マサキは部屋を見るなりごくりと唾を飲み込んだ。


そこには上半身裸の男が4人いた。3人床に倒れている。そして残る1人はなぜか壁に備え付けられている拘束具に首と両手足を固定されている。


マサキ (やりあったあとだな…しかしブレスレットは見当たらない…やったのは誰だ?)


翔吾 「お、おっさん良いところにきた、この器具はずしてくれ」


マサキ 「人間サンドバッグ はっけーーん!」


翔吾 「サンド…ちげえ、おっさん、オレはサンドバッグじゃねえし、何もするな、ただこの金具をはずしてくれ、頼む!はずしてくれればオレはおっさんの味方だ!」


マサキ 「おい、てめえ、俺がおっさんに見えるか?俺はまだ29だよ!!」



ドゥフ!!!!



語尾を強めマサキは思い切りがら空きの翔吾の鳩尾にアッパーを入れた。


翔吾 「ぐっふぅぅぅぅっぅぅぅううお」


翔吾の口の端から唾液が込みあがる。


マサキ 「俺より少し若いからって調子のってじゃねーー  ゾ!」



ドゥゥム!!!



翔吾 「ごぼおおおおおおお」


翔吾のボコボコのエイトパック、中央にボクシング仕込みのマサキの拳が再度突き刺さり、腹を凹ます。


マサキ 「いいぜ お前の腹筋、強度も弾力もバッチリだ、コウマの腹筋とはまた違う」


翔吾 「コ…コウマ? ぐふぇ あ、あのガキか…」


マサキ 「っるせえ 口閉じてろ!」


更にマサキは無防備なボコボコ腹筋に向かって強烈なボディのワンツーをねじり込む。



凹!! 凹!!



翔吾 「うっふう」  「くふぅ」 (手足が…動かせねえ…腹に力入れる…しか…)


マサキ 「もっと腹筋ゆるましてくれねえか」


そう言うとマサキは右拳を翔吾のボコボコの鳩尾にズムっと置くと、グリグリと目いっぱいほぐしだした。


翔吾 「こっほぁ こほ うぶ こぷ」


再三にわたるマサキの鳩尾グリグリで、翔吾の腹筋は完全にゆるみ痙攣を始めた。


マサキ 「ゆるませ完了 ではトドメ おうら!!」



ドゥッヴ!!


翔吾 「!!!!!!…………ううぅぷ!」



ゆるみきった翔吾の腹筋、その鳩尾の少し下、胃袋の上あたりにめり込んだマサキの拳は、翔吾の八つ割れのボッコボコに包み込まれた。


翔吾は頭をガクっとさげ唾液の糸を垂らす。そして首輪のタイマーが解除され、翔吾のロックははずされた。


本田マサキは4人の男が眠る空間を後に、別の場所へ移動した。


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第48話 腹責めバトルロワイアル 3 疑心暗鬼

 【03//2013】

樋口イッキ(ひぐちいっき) 聖山タイシ(ひじりやまたいし)ペアに川本シンタが合流。


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イッキ 「川本…シンタ…さん…」


シンタ 「大丈夫だってオレは何もしねえから…競パン? いいね 水泳とかやってんの?腹もバキバキじゃん、さすがスイマー」


タイシ 「オレたちは八つ我スポーツジムで働いてて…」(ソースケとユキヲは無事だろうか…)


シンタ 「え!あそこ?オレ会員だよ、腹筋とかムキムキに鍛えたくって、週5で通ってるけど…タイシくんだっけ通りで見たことあると思ったんだよ」


そう言ってシンタはウエットスーツの上半身を下し己の肉体を誇示した。


タイシ 「え!そうなんすか? 腹筋すげえすね」


シンタの褐色の体は腹筋がボコボコに割れ、溝が深く刻まれている。


イッキ 「シンタさん…あなたはまともそうですね、よかった、オレたちと一緒に逃げましょう、それが無理ならあの業腹をやる、それしかないです。こんなゲーム馬鹿げてる」


シンタ 「おお…おう  なんか作戦あんのか?」


イッキとタイシはシンタへの敵対心を解き仲間に加えた。


イッキ 「まずこれから出会う参加者がまともかどうか見極める、シンタさんのようにまともなら仲間に加えチームをどんどん強化し、その後地下をうろついている監視役のサングラスの男たちを排除し、味方の数が増えたところで業腹を討つ」


シンタ 「いいね  でもまず…」



ドフッ



イッキ 「ごふぇえええ  ぁ ぁ…」



突然シンタはイッキの無防備な腹に拳を埋めた。イッキの体は前のめりに90度折れ曲がる。


タイシ 「シンタ…さん!」


シンタはそれでは足りないとイッキの腹に拳を埋めたまま、逆の拳でイッキの背中を強打する。そして拳は強打とともにさらに腹筋の奥へと食い込む。


イッキ 「うげええぼ」


シンタが拳を抜くとイッキは腹を抱えその場でうずくまった。


そして目線をあげ今度は目の前のタイシを見る。


タイシ 「お おまえ やっぱり やる気組だったのか…最初からそのつもりで…」


シンタ 「うるっせえ、ゲームは始まってんだ、オレはルールに従い参加するだけ、それに見てみろこの腹、鍛えに鍛えまくって、ボコボコだ、これなら負ける気はしない、ただ腹への攻撃に耐えれば良いんだ、耐えれるやつが最後に勝つ。オレは優勝を狙う。」


タイシ 「ゆ…優勝?ば…バカな…」


シンタ 「バカ…だと? だったらお前らはそこで指をくわえて見ていろ、オレは手始めにお前たちのブレスレットをもらってく」


シンタ 「おらああ!!」


ドボぅ!!


タイシ 「 か こ    っほ 」


上半身裸でジーンズ姿のジムトレーナータイシの逞しい腹筋にシンタのボディアッパー突き刺さる。タイシの足はつま先以外は浮いている。


シンタは拳を引き抜くと再び同じところに拳を突き入れた。


ドムウ!!


タイシ 「  あぶ  」


今度は拳を引き抜かない、タイシは頭と両腕をだらんと垂らしている。


シンタ 「悪く思うな!よ!」


語尾を強めそう言うとシンタはそのままタイシを壁に叩きつけた。腹に拳を埋めたまま。


グリュ!


タイシ 「うううおおおおお ご ぼ」


壁と拳に腹を挟まれ、タイシは胃液を口から絞り出す。タイシの腹筋はシンタの拳に潰され、行き場を失いビキビキとひしめきあっている。


シンタ 「ふう、オレは業腹見たいに悪魔でもドSでもない、勝負はついた、これで終わりだ、ブレスレットはもらっていく…」


そう言うとシンタはグロッキーなタイシの手首からブレスレットを外そうとした。そこへ。


キュルキュルキュル


一本の聴診器がシンタの喉に食い込む。


シンタ 「かは かは げっほ げほ は はなせ…」


イッキ 「まんまとだまされたぜ お前はまともじゃない…やる気組、だから…ここで落とす!」


シンタは必至で聴診器のコードが喉に食い込まないよう両手でそれを引っ張る。


タイシ 「 ぐふ ぅぅ ぅ 」


イッキ 「タイシ!今だ!やれ!こいつを殴れ!腹だ!」


タイシ 「わ…わかった、さっきの仕返しだ…オラ!」


ドス! ドス! ドム! ズム!


左右のタイシの重いパンチがシンタの腹に入れられる。 


シンタ 「うぐ う  う  ぐふ」


しかしシンタのボコボコの腹筋に阻まれ、拳はめり込むことなく、腹筋の表面で弾かれる。


タイシ 「くそ 拳がいてえ にゃろ、コレならどうだ!」


そう言ってタイシは床に転がっていた鉄パイプを手にした。そしてそれをジムで鍛えた腕に力を込め槍のようにシンタの溝の深いボコボコの腹筋に突き刺した。



ズヴウウウウウウウン!!!!



シンタ 「おっ ぼおおおおぅぅ げほっ」



タイシはシンタの腹筋の深い溝の十字を的確に狙ったため鉄パイプの先端は10cmほどめり込んだ。


イッキ 「タイシ!もっとだ!もっとやれ!オレが衝撃が逃げないようこいつの背中を押さえてる!」


タイシ 「おう!」


ドヴウウウウウウウン!!


グッヴンンンン!!!!


シンタ 「ごっふぅ」  「げぶぅっ」 (畜生…こんな雑魚に…)


口を尖らし呻くシンタ。腕に力が入らなくなり手をダランと下げる。


それを見届けるとイッキはシンタを解放した。シンタの体はドサっと地面に倒れる。ただ不運にも仰向けに倒れてしまった…。


タイシ 「と…とどめだ…」


イッキ 「タイシ!もういい!」


タイシ 「うおおおおおおおお!!!」


タイシは絶叫し両手で鉄パイプを握りしめ、垂直にシンタのボコボコの腹筋の適当な箇所に思い切りそれを突き刺した。


ドゥブッ!


シンタ 「ぐぅぅぅぼぁああああああ!!!!」


開いたシンタの口から胃液が飛び散る。鉄パイプの先端は15cm以上インパクトの瞬間を埋まり、シンタのエイトパックの少しセンターよりずれたところにめり込んだため、八つの盛り上がりがすべて鉄パイプの方向へ歪んでいる。


カランコロン


正気に返ったタイシは鉄パイプを捨てた。


イッキ 「いまのお前の声でここにひとが集まる…ひとまず場所を移そう」


二人は乱暴にシンタのブレスレットを奪うとそこから逃げた。


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第47話 腹責めバトルロワイアル 2 弱肉強食

 【03//2013】

コンビニに行く途中だった。夜道にで拉致され、リングの上で参加者の一人・西熊児と互角に戦い最後には西の下敷きになり気を失った廃病院の地下で目が覚め、バトルロワイアルに参加させられている。


小宮山慶は一匹オオカミといった感じでポケットに手をつっこみ廃病院の地下を歩く。戦いのせいで薄い黒いTシャツはヨレヨレになっている。


慶 (あの西って野郎許せねえ…こんな茶番オレはどうでもいい、オレは西を探して復讐するだけだ)


ガス ガス ボス!


慶 (前の壁の裏に誰か…いる 西か?やり合ってる…)



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ドゴ! ガス! ボコ!


三斗士 「あへっ うへっ あがっ」


床に背を付け男に馬乗りされ顔面をボコボコに殴り続けられている水面三斗士。原背女大学メンバーの一人。馬乗りになっているのは南渡河高の古河ツグオ。


ツグオ 「ああ、腹への攻撃が高ポイントだったな、忘れてた…」


わざとらしくツグオは口に出して言うと、今度は馬乗りのまま三斗士の薄いスジ筋に堅い拳を垂直に振り下ろした。


どヴぉ!!!!!


三斗士 「ごぼ」


三斗士の唾液が勢いよくツグオに顔面に降り注ぐ。


ツグオ 「うお きったね」


ツグオは怒りを交え、三斗士の薄い茶色の腹筋に突き刺したままの拳をドリルのごとく、時計回りにねじり込む。


三斗士 「こっぽ おぶうううううう やめろおおおおお こっぷぅぅ」


三斗士の体は拳を支点にくの字に折れ曲がる。仰向けに寝ているので浅いVの字とも言える。


三斗士の腹筋は小一時間前の業腹の襲撃により、Tシャツはビリビリに裂かれ露出している。


ツグオは学校帰り毎度仲間を連れ弱そうな男を探しては拷問をし楽しんでいた。そんなツグオにとってはおあつらえ向きなイベント。しかし前回の拷問実行のとき拉致した青年に返り討ちにされるという屈辱を味わっている。今はそんなストレスを発散しまくっている。


ツグオはここに連れて来られて経緯はあまり覚えていない。ただいつものように街でターゲットをあさっているとき誰かに後ろから襲われたことだけ覚えている。現在は上半身裸で腕のタトゥーが際立っている。


ツグオは三斗士の首を支えさらに力強く拳を奥にねじり込ませる。


三斗士 「おう   ぉ ぉ ぉ ぉぼ ぐへえ」


グリズムゥ!!


三斗士は目いっぱい目を開き、口を膨らませ、その端から耐えきれず唾液をこぼす。


三斗士 「くぷぅぅぅぅぅ   は 腹が! 腹に! オレの腹! がっは」


ツグオが両手を離すと、三斗士の体は力なくドサッと床に着いた。


ツグオ 「これでブレスレット1本…ゲットだぜ、三斗士さんよぉ」






慶 「おい お前 太っちょレスラーの西って男見なかったか?」

小宮山慶は水面三斗士に馬乗りになってブレスレット奪い取っているツグオに声を掛けた。


慶の容姿はギャル男風、ショートより少し長めの茶髪で鼻筋の通ったいわゆるイケメン。醍五たちと同じ三流校の原背女大生だがマンモス校であるため醍五たちとは面識はない。元不良で喧嘩慣れしているが体の線は細く、スリ筋。


対するツグオは南渡河高校の不良。スマートだが慶よりは肉付きのよいがっちりした体系、特に鳩尾あたりの筋肉がこんもり盛り上がっている。肌は焼けており短髪で襟足を少し伸ばしている。


ツグオ 「………」 「見た…かもなあ」


慶 「教えろ!どこへ行った!」


ツグオ 「うるせえな…それよりお前のブレスレットよこせ」


慶 「ああこんなものはいらない やるから教えろ」


ツグオ 「知らねえよ、知りたかったらオレと勝負しろ」


チ と慶は舌打ちをすると三斗士にまたがった状態のツグオの脳天に向かって素早く近づきかかとを落とした。


瞬時にツグオは転がり、それをかわす。そして慶のかかとは獲物を逃し、そのまま下に寝ていた三斗士の薄っぺらい腹筋に突き刺さった。


ドッ


三斗士 「ぐううえええええええ」


さっきまでグロッキーだった三斗士は突然の衝撃に腹を抱えのた打ち回る。


慶 「ちっくしょう」


慶は歯を噛みしめ転がり後退するツグオに向かって蹴りの猛攻。後ろへ下がるツグオにギリギリのところで届かず、慶の蹴りはブワッブワッと風を切る。


ドタッ


ツグオ (やべ)


ツグオは下がりすぎて壁を背にした。


そこへ間髪入れず慶の前蹴りがツグオの腹筋目がけ放たれる。


ドッ ヴッ


ツグオ 「ぐぼお」


スリムだが肉厚のシックスパックに足裏を埋められ、頬を膨らまし呻くツグオ。前のめりになり体を震わすが両の手に力を込め慶の足を掴みあげる。


そして腹から慶の足を引き抜き、持ち上げた。片足でバランスを崩した慶はその場に倒れる。ツグオはこのチャンスを逃すまいと肘を突き立て、慶と一緒に倒れ込む。


慶は思い切り背中を床に打ち付ける。そしてそのすぐあと


ズボォォォォ!!!


ツグオの肘が慶の鳩尾にずぶりとめり込む。


慶 「   かっ         ほおおおぅぅぅぅ  」(油断した…みぞに肘…が…)


ツグオ 「ひゃほーー オレの肘めっちゃお前の腹にめり込んでんゾ!!すげえ」


慶 「ぅぅぅ」


小さく呻きながら慶は残された力を使い腹に埋まったツグオの肘を抜こうと腕を自分の腹のほうへ伸ばす。


グリ!!


慶 「ぶッ」


そうはさせまいと慶が肘に触る前にツグオは埋まったままの己の肘を思いっきりひねり、慶の腹筋を抉る。慶の腹筋は窮屈そうに行き場を求め酷く歪む。


再び慶の腕は床にダランと落ちる。


ツグオは慶の腕が動かなくなったのを見届けると肘を抜き、慶のTシャツをめくりあげた。そこにはさきほどの肘で少し歪んだ左右非対称のスリムなボコボコのエイトパックが現れた。まさに板チョコ。


ツグオはTシャツが下がらないように裾を慶の首の後ろに引っ掛けると片手をひっぱり無理やり慶を起こした。まだ立つだけの力は残っている慶、しかしその目はうつろだ。


そしてツグオは掴んだ慶の片腕を手前にひっぱり、向かってくる慶のがら空きの八つ割れのボディに肩をめり込ませた。


ドッブ メリメリ


慶 「おぶ」(いてえ… きもちわりい…)


ドッブ メリメリメリ


慶 「こっふ」


ツグオの肩が腹に突き刺さる度、慶の体は地面から離れる。


そして慶はドスっと地面に膝をついた。


ツグオ 「もう終わりか?はじめっから大人しくブレスレット渡してりゃあ良かったんだよ」


そう言ってツグオは慶の髪の毛を掴みあげた。ぐぐぐっと少しずつ立ち姿勢になる慶、慶の髪の毛を掴み無防備に腹を突きだしているツグオ。そこへ



ドヴォ



ツグオ 「ぐはぁっ」



途中からグロッキーな演技をしていた慶が隙を見せたツグオの肉厚のボコボコ腹筋の一番の隆起、鳩尾の筋肉に拳を埋めた。


腹と口を押え前のめりになるツグオ。倒れそうになるのを慶の拳がそれを阻止していた。ツグオの体は慶の拳に抱きついている。


そのまま慶はツグオの腹に拳を置いたまま、壁に向かって前進、拳をツグオの腹にめり込ませながら壁に打ち付けた。


ドゥブ!!!!


ツグオ 「げ   ぐ   ぼ」


ツグオのボコボコだった腹は慶の拳とコンクリートの壁に挟まれ、窮屈そうに歪んだ。


ツグオの手には力が入らずダランと垂れ下がっている。慶はそんなツグオの両腕を片手で持つとツグオにバンザイをさせた。そしてもう片方の腕で、ツグオの腹を殴り上げる。


ドンム!  ドンボ!




ドメリ!  ズンボ!


慶 「はあはあ…さっきの… おかえしだ…」


ツグオ 「こぽ ごぼ こっほ こっぽ やめ…」


ドボッ!


そして強烈な1発をツグオの鳩尾に差し込んだ。慶の拳はすべてがツグオの肉厚の腹筋に埋もれている。


ツグオ 「ぐ!!!!!ぐぅ」


拳一つを腹に埋められ目を丸くし頬を膨らまし、声にならない呻き声をかすかにあげるツグオ。慶はおまけとばかりとその拳をグリグリと動かす。


ツグオ 「ぶっ」


ツグオの口から唾液が飛ぶ。そして口の端からも流れ出す。


慶がツグオの腕を掴んでいる手を離すと、その手はブランと垂れ下がり、体が全体が糸の切れたマリオネットのように崩れ落ちた。



慶 「はやく西をさがさねえと…」



三浦翔吾 「やあ」


慶 「……なんだよ あっちいけオレはこんなゲーム参加しない」


翔吾 「ぜんぶ見てたぜ、お前なかなかいいな、次オレとやらない?」


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第46話 腹責めバトルロワイアル 1 ゲーム開始

 【03//2013】

小説 肝試し のつづき

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業腹 「金子醍五、お前のためにもう一度ルールを説明する。このバトルロワイアルは腹責めが重要だ、腹以外の攻撃ももちろん可だが、ポイントは低い。とくにフィニッシュは腹責めでないと無効だ。


移動範囲はこの病院の地下フロア全体、上へあがる階段は防火シャッターで塞いであるから逃亡は不可能だ。


ここのフロアにある道具は武器としてなんでも使って良い、参加者全員の手首に白いブレスレットが付けてあるそれを全員分奪い取りそして最後まで立っていられたやつが優勝。簡単だろ。ブレスレットを取られても取り返せば問題ない。


俺様も一応参加者の一人だが特別シードだ、俺に攻撃を加えても良いが、俺はスタン銃を持っている、俺に近づいたら即ゲームオーバーだ。


それじゃあ参加者を紹介する…。」


長々と説明し、業腹は自前のタブレットをかざした。


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【原背女大学】


月島 一矢

火浦 恭二

水面 三斗士

木辺 四竜

金子 醍五


土田 真

小池 淳平

小宮山 慶


【南渡河高校】


松田 コウマ

大島 優吾

古河 ツグオ


【その他】


柏木渉

三浦翔吾

本田マサキ

聖山 タイシ

樋口 イッキ

田中 計

片崗 ナオト

東 竜之介

山伏 広治
川本 シンタ

西 熊児


業腹 拳


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業腹 「総勢22名!これだけ集めるのは苦労した。中にはかなりの手だれもいてな、参加者の中には俺の協力者が数名いる


そしてお前たちの対戦の動向は俺がこの目で見る以外に、俺の後ろにたっているグラサンの兄ちゃんたちが監視、配点、評価する。おっとこの二人にもスタン銃を持たせてるからな。


…これからお前たちの手かせを一人づつ外す、その後アラームがフロア内に響く、それがゲーム開始の合図だ。」



松田コウマ 「ツグオ!大島!分かったなさっきも言った通り、オレたちは仲間だ、単独は危険すぎる、例の場所で落ち合うぞ」


古河ツグオ 「………」


大島優吾 「まさかお前と仲間になるとはな、だがお前が俺にリベンジをしたときから俺は変わった、俺はお前の作戦にのった…」



開き直り、やる気の者、おじけずきあたふたする者、こんなバカげたことはやっていられないと、虎視眈々と業腹を狙う者たち、参加者同士は知り合いも多く、それぞれ目くばせをおくる。そして参加者は醍五のほかみなフロアの闇に消えていった。


業腹 「最後はお前だ せいぜいがんばれ よ!」


と良い業腹は醍五の腹を鷲掴みにし、手かせを解いた。


醍五 「ふざけんな、オレたち五人、いや他の参加者もバカじゃない、こんな茶番に付き合うやつなんていない!」


そう言ってひとまずスタン銃を持っている業腹が油断するのを待つため金子醍五もフロアの奥へ進んだ。





ビビビビビビーーーーーー!



フロアにアラームが響くと、電気が付き、地下ははじめて明るくなった。しかしすべての電気が点いたわけでなく、まだまだ暗いところも多い。


業腹 「バカなことは考えず、スポーツマンシップにのっとり、がんばりたまえ!!検討を祈る」





  ゲーム開始




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醍五 (明るくなったはいいが…思った以上に広いな… それにしてもあれだけいた参加者がどこにもいない…それよりもまず仲間を見つけねえと…)


「ぐぼおおおおお」


「 がっは 」


遠くで男の呻き声が聞こえる。


醍五 (バカな…こんな茶番に誰がつきあってるっていうんだ…あいつは協力者がいるとも言っていた、きっとそいつらが…、呻き声の主が恭二たちでないといいが…)


思考をめぐらし油断していた醍五に突然後ろから襲い掛かる者たいた。


醍五 (しまった!) 「んぐ  う ん」


男は醍五の口を塞ぎながら物陰に醍五を引きずり込むと、醍五と向かい合った。


隙を見せた男に醍五は殴りかかろうとする。


真 「ま 待て! 醍五 オレだ、土田真! 同じ大学の!」


醍五 「ま、真! お前もいたのか!」


真 「し! 声がでけえ」


醍五 「すまん、最悪なことになった、でもお前もいて悪いけど助かった、オレは一矢たちを早く見つけ、ここ脱出する、もしそれがダメなら全員であの業腹っていう変態と戦う、これだけ人数がいればなんてことはない、お前も協力してくれるだろ?」


真 「もちろん」


醍五 「オレたちは一矢の提案でこんなところに肝試しに来ちまったのが運の尽き、お前はどうしてここに?」


真 「お…オレは…あるバイトで行ったアパートで二人の男に拉致られて…その男たちは業腹の後ろにいたグラサンの…」


醍五 「そうか…」


そして二人は残りの仲間を探しに行った。



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イッキ 「タイシ!タイシ!こっちだ、たどり着けたな」


タイシ 「ああ…来る途中男の殴り合う声が聞こえた…もうやりあってる連中がいる…」


イッキ 「みんなまともに見えたけどな…こんなバカなことはするべきじゃないが、もし相手がかかってきたら、やり返すしかない、オレたちは二人だ、勝機はある…」


タイシ 「それにしても散々な一日だ…昨日ジムのシャワー室であの業腹に襲われてるお前たちを見て、そのあとオレも襲われ、一瞬だった、ここで目が覚めるまで何も覚えていない、ただ腹がズキズキ痛むぜ…」


イッキ 「ただオレだけ競パン一枚だ、これは無防備すぎる何か着るものを探さないと」


コツ コツ コツ


タイシ 「だ 誰か来た…」


シンタ 「お、驚かせてスマン、オレ川本シンタ、大丈夫危害は加えない、オレも仲間に入れてくれ」


通路の脇から突然現れたのはウエットスーツを着た若い男川本シンタだった。



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つづく


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第45話 肝試し 5

 【02//2013】

「 はあ はあ はあ 」 「 ぅぅぅ 」


醍五は呻き声が聞こえてくる場所にようやくたどり着こうとしていた。しかし醍五が近づくころにはその声も弱くなっていた。


醍五ももしものときに備え、懐中電灯を武器のように構え身構える。空手有段者の醍五は格闘にもそれなりに自身があった。


醍五 「お… おい! 一矢! 恭二! 返事をしろ! そ…そこにいるんだろ…オレを恐がらそうと思ってるんなら無駄だ…!」


すると突然周囲の灯りが付いた。


醍五 「!!!!!!! なっ!」


醍五がたどり着いた通路の奥は思った以上に広い空間だった。そしてボロボロの病院の地下の壁、そこには手かせを両腕に付けられた男たちの姿があった…。


醍五 「これは 一体!!?? ど! え! な! なんで…」


その男たちの中に醍五は、一矢、恭二、三斗士の姿を確認した。


醍五 「一矢! 恭二! 三斗士! 平気か!? し…四竜!やべえ、ここは…」


醍五が振り向いた先には四竜の姿は無かった。その変わりレスラーのハイレグのような黒いスパッツを着た毛むくじゃらの男がおり、醍五を見てニヤニヤと笑っていた。そしてその足元には四竜と思われるワイシャツを引き裂かれた無残な男が転がっていた。


醍五 「!!!!!!!    おま…」


醍五が驚愕し口を開いた瞬間、熊のような男は持っていた鉄パイプで醍五の側頭部を殴りつけた。


ギン!!


鈍い金属音、そして醍五の体はドサっと倒れた。












30分後…。午前3時45分。


醍五 「んんんううう」


業腹 「やっと目が覚めたか、お前が最後の参加者だ…これで待ちに待ったゲームが開始できる」


醍五 「ううぅぅ さ…参加者…??」


業腹 「そうさ、ゲームの参加者。これから始まる腹責めバトルロワイヤルのな」


醍五 「は…はらせめ?? おまえ…なに言ってやがる…こ…これは夢…か??」


業腹 「俺は業腹拳、今日はこのバトルロワイヤルの主催者ってとこだ、お前ら5人は自ら率先してこのゲームに参加した訳だ。お前以外の参加者にはルールはもう説明してある、あとはお前だけだ。みんな了承してくれたよ…」


業腹は四方の壁に取り付けられている手かせを付けられている男たちを見まわしながら言った。


腹に痣を作り頭を垂れぐったりしている者。

体には痛々しい傷が残るが闘志むき出しにそのときを今か今かと待っている者。

無表情に待っている者。


様々な男たちがいる。ただ多くの男たちは上半身裸、またはワイシャツやTシャツがボロボロにされ、腹がむき出しになっているというのは一致している。


醍五もまたその手かせに嵌められた男たちの一人。醍五の両サイドには同じ大学の一矢、恭二、三斗士、四竜が繋がれている。


醍五 「み…みんな大丈夫か…?」


恭二 「ぅぅぅ な なん…とか」


醍五 「一矢、おい、大丈夫か?」


一矢 「………話しかけんな…」


業腹 「オイ!お前私語してんじゃねええ!!」



ドヴォヴォオオ!!!



醍五 「ぐぼおおおおおこっほおうえ」


業腹の放った拳が醍五の空手仕込みの腹筋に深々と突き刺さった。手かせが無残に揺れる。


業腹 「おお、そうだったお前だけダメージが浅いな、お前の腹をもっといたぶってからゲームを始める。」


そして業腹は手かせに繋がれ無防備に腹筋を晒す醍五の腹を殴る。



ズムウウウウウウウ!!!




ドッゴボオオオオ!!!




ドシン!! ドシン!! ズッブン!!



醍五 「うぼおお げっほ ごっぼ  こほこほ おうえええ かは」


醍五の口から唾液が飛び散る。腹を殴られ続けている醍五の姿を他の参加者たちは凝視する。


業腹 「おおうううら!!」


ドボオ!!




ドボオ!!




メリイ!!


醍五 「  こっ  ぐおっ  げぼっ 」


業腹 「逆にハンデ付いちまったかな、わりいな小僧、俺がやっちまったら反則だな」


醍五 「        うえ…         」





業腹 「バトルロワイアル!ではこれから皆さんに 腹の責め合い をやってもらいます!!」


つづく


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第44話 肝試し 4

 【02//2013】

廃病院1F 醍五(だいご)と四竜(しろう)


醍五 「三斗士~! 恭二~! もう出てこい!! 肝試しは終わりだー!」


四竜 「………」


二人は元来た通路を戻る。院内には醍五の声が木霊している。


四竜 「いない…な、神隠しなどあり得ないから二人とも帰ったに違いない」


醍五 「……仕方ない、一矢の様子を確かめてオレたちも出よう…さっきは咄嗟に一矢の腹を思い切り突いてしまった、許してくれるか分からないが…」



10分後…地下への階段の前。


醍五 「一矢いねえ、さすがにこんなところにいつまでも一人でいる訳はないが…オレたちとすれ違わなかったということは…、もしかして一人で地下へ行ったのか…?」


四竜 「あり得る…一矢は地下にこだわっていた…何か目的があるのかもしれん」


四竜は依然冷静な面持ちで黒髪のストレートの下のメガネをクイっとあげながら言う。


「ぅぅぅ ぅぅぅ ぅぅぅ」 「ぁぁぁ ぁぁあ」


すると突然地下に続く階段の奥から人の呻き声のようなものが聞こえた。


醍五 (!) 「地下に誰かいるのか!? それとも…ゴースト…?」


四竜 「馬鹿、霊などいないといっただろ、これは生きてる人間の声だ。しかも二人以上…、一矢…、それと三斗士、恭二も俺たちを脅かすため先回りしてたのかも知れない」


醍五 「行ってみよう」


二人は醍五の持つ懐中電灯一つで暗闇の階段を下りて行った。


地下フロアにたどり着くと、そこは一切の闇、一切の光はない。


醍五 「四竜、オレについてこい」


四竜 「うむ」


「   ぁ   ぁぁあぁ 」 「 ぅぅ ぅうう うう ううぅぅ 」


すると通路の奥のほうから先ほどより大きな呻き声が聞こえた。


醍五 「おくのほうだ…いってみるぞ…」


醍五は安全を確認しながら少しづつ奥へ進む。


四竜 (一矢と恭二たちが争ってるのだろうか?もしそれ以上のことならこの状況は危険極まりない、醍五に伝えよう)


少し暗闇に慣れた目で四竜が醍五の肩を叩こうとしたとき、四竜は突然背後から襲われた。口に布を当てられ、羽交い絞めにされ、ずるずると後ろへ引きずられた。


醍五はそんな四竜の危機を知る由もなく前へ歩を進めている。







醍五と離れた場所で何者かに布を口に押し付けられた四竜の体からは徐々に力が抜け、壁に背をつけ、ずるずると床に向かって落ちる。


完全に四竜の背中が床に接したところで、その何者かは四竜の来ている白いワイシャツのボタンを盛大に弾き飛ばし、四竜の腹を露出した。


細い黒ぶちメガネのインテリ系の四竜に似つかわしくないボコボコの六つに割れた腹筋が露出する。四竜は余った力で何者かに向け無意味に両手を伸ばすがその手を何者かは掴んで答える。そして



ドヴゥ!



四竜 「   こ       ほ    」



四竜の両手を掴んでいた何者かはがら空きの腹筋に膝を落とし、めり込ませた。四竜の腹は膝に形に合わせどっぷりと陥没してる。意識の遠のく四竜は呻く声も弱い。


ドッぼ!!




ぼむ!!




ぐぼ!!




ずうむう!


四竜 「  ぅ!  ぅ!  ぅふ!  あぐ  」


四竜の腹に何者かは膝を立ててはそれをまた落としめり込まし、立てては埋め込み、これを十数回続けた。四竜の頬には一筋の唾液が垂れている。


四竜はすでにうめき声もあげなくなり、膝が腹に落とされる度、体だけをビクンと振動させている。


何者か 「わりいな、それじゃお前も参加者の仲間入りだ、業腹さんのもとへ連れてくぞ…その前に」


そう言って何者かは最後に四竜のすでにボコボコに制裁を受けた腹に両足の体重を込めたフットスタンプを見舞った。



ドッッッッッヴォ!!



四竜 「      こっほ        」



そして何者かは意識のほとんどない四竜のシャツの首元を掴みずるずると引きずり廃病院の地下通路の奥へ消えて行った。


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第43話 肝試し 3

 【01//2013】

廃病院1F    15分後…。


一矢 「醍五…おせえぞ」


醍五 「すまん、三斗士見つからなかった」


四竜 「恭二も遅いな」


一矢 「恭二はいつもマイペースで俺らといてもすぐに単独行動だからな、三斗士を見つけ、二人で帰ったか?だとしたら許せねえ」


四竜 「二人で手を組んでオレたちを驚かすつもりとか」


あの二人ならやりかねない、そんな空気が一同に広がった。


一矢 「ありうるな もし突然、あいつらが出てきたら返り討ちだ」


醍五 「……」


四竜 「……」



さらに15分後…。



一矢 「じゃあ裏切りものはほっといて、俺たち3人だけで地下にいくぞ、いいな、醍五、四竜」


醍五 「な、なあ一矢、もし二人に何かあったとしたら…もう肝試しなんてガキみたいなことやめようぜ、まずはみんなで二人を探そう」


醍五の正義感は一矢のそれよりも格段に上質。


一矢 「おまえ真っ暗な地下に行くのが恐くてそんなこと言ってんじゃねーのか? それにお前俺をガキだと思ってるのか?」


醍五 「い、いやそんなつもりじゃ…」


一矢 「三流大学で空手なんかやってるくせに肝が小せえなあ醍五ぉ、おまえみてえな真面目でつまんねーやつを俺らのグループに入れてやった恩を忘れたか?」


醍五の堪忍袋の緒もここで切れた。



ズボオオ!!!



一矢 「ごっぼおおおおうええぇ」



醍五の正拳突きが一矢の鳩尾に突き刺さった。


一矢 「おえええええ がはがは おええ て、てっめ」


一矢は片手を腹にあてがい、片手で醍五のTシャツ必死に掴み、苦しむ。


醍五 (やべ 怒りで反射的に突いてしまった)「し、四竜、こんなやつ置いて、二人を探しに行こう」


四竜 「………」


そう言って醍五は恭二が向かった方向へ歩き出した。返事はしなかったが四竜も醍五のあとを追った。腹を押さえ苦しむ一矢を残して。


一矢 「ごっほ うええええ うえええええ うええええ」


四つん這いになり呻く一矢。そんな一矢の真後ろに突然影が現れた。大男の形をした影は四つん這いの一矢の腹を抱きかかえると、一矢をかろうじて立たせた。


そして後ろから抱きかかえたまま一矢の腹の前で両の拳の指をがっちりクロスさせると、そのまま一矢の腹筋めがけ、クロスした拳を引き込んだ。


ドフ!!


一矢 「ごっほ うえええええ うえええ」


ズンム!!


一矢 「うええええ こっほ 離せうえええ」


ドメリ!!


一矢 「うううううううううううえええ  だ…れ… 」


一矢の胃液は絞り出され、トロトロと地面にしたたる。


影 「おまえ威勢が良い割には、腹、めちゃめちゃ弱いな…」


そう言い終わると影は一矢のTシャツの中に後ろから手を入れ、一矢の腹筋に直に触れる。


影 「おまえ、腹弱い割には、腹ボコボコに鍛えてんじゃねえか」


影は一矢の腹筋のボコボコを万遍なく確かめると、両手の指を立て、乱暴に鷲掴みにした。



ズボズボズボ グサグサグサ グリグリグリ



一矢 「おうっ   うえ  がは  あ  あ  あ  ぅぇ」



影の指はパンをこねるように、一矢の腹筋のパックを絞り上げ、潰し上げ、こねくり回す。


一矢の体はだんだんと力が抜け、影に抱えられている腹以外は前にダランと垂れ下がり、ベランダに干された布団のようになっている。その口元からは続々と唾液が流れる。


一矢 「も…う 腹は…やめ…て…く」


一矢が何かを朦朧とした口調で言いかけている途中、影は今まで以上の強大な力で、両手の指を一矢の縦の腹筋の割れ目に差し込み。ググッググググッググっと割れ目を引き裂くかのごとく、一矢の腹の奥へ奥へめり込ませた。



ズズズズズズズズズムッ!!



一矢 「は…腹は…   こっ   ほうおおおおおおおおおえええええ」



最後の一撃で意識を失いかけている一矢を影は担ぐと廃病院の闇へ消えて行った。



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第42話 肝試し 2

 【01//2013】

廃病院1F。


醍五 「おい、一矢、三斗士さがそうぜ…」


一矢 「そのへんにいんだろ、それかこれが神隠しだったら探しても無駄だ、俺たちは地下へいくぞ」


一矢以外の3人は黙り込む。


醍五 「一矢、おまえリーダーぶってなんでもかんでも仕切んじゃねえよ、地下に行きたいのは分かるが、まずは三斗士を探してからだ」


恭二 「オレもそのほうが良いと思うけど、たぶんすぐ近くにいるはずだから、オレちょっと見てくるわ」


醍五 「オレも手分けして近く探す」


そして恭二と醍五の二人は別々にその場から立ち去った。


一矢 「くそが、どいつもこいつも、おじけずきやがって」


四竜 「………」


一見仲の良さそうな五人、しかし仕切ってなんでも決定するのはいつも一矢。四人は裏では一矢への不満が溜まっていた…。








恭二の行動


恭二 「おーい、三斗士、早くしろー、威張り屋の一矢くんがお待ちだぞー」


恭二は懐中電灯一つで闇に包まれた来た道を引き返す。


全体的に体の色素が薄く、美白の肌の持ち主で、鼻筋の通った、直毛の茶髪の男前、恭二。彼のモテ度はハンパなく、どこへ行っても顔やスタイルを褒められる、そんな褒められ人生が彼にいつでも自身と余裕をもたらす。


恭二 (四竜も言ってたけど、オレも正直、幽霊とか全然信じてないんだよね、もう肝試し飽きたわ~)


恭二はお気に入りのタバコの銘柄をシャツの胸ポケットから取り出すと、一本くわえ、ライターを探した。


恭二 (あれ?ライターねえ…確かここに…)


シュポっ  突然、恭二の横顔にライターの火がともる。


恭二 「おう、サンキュ」


ライターを差し出した手が引っ込む。


恭二 「……って、おまえ誰だ?」


言いながら恭二はライターの差し出し主を確認するため振り返った。



ドヴォ!



恭二 「ご ふぉ …うえ」


タバコが恭二の口から落ちる。


恭二が振り返った瞬間に暗闇でその容貌までは確認できないが大きな男の影が、恭二の腹に拳を潜り込ませていた。


影は恭二の腹に拳を潜り込ませたまま、逆の手で前のめりの恭二のサラサラの髪を撫でると、その手を今度は恭二の肩らへんにもっていき、腹に埋まっている拳を引き抜くと、再び、何度も重いパンチを恭二の腹に入れる。



ドブ! ドボ! ドス! ドゴ! ボボ! ボフ!


恭二 「う!? ゲほ   あ   あ   あ   あぁ… たす…け…て」


恭二の両腕は途中から力なくダランと垂れ下がっていた。


30発は撃ち込まれただろうか、影による腹責めが一旦終了すると、恭二は前のめりに倒れかかる。


影 「おっと…寝るのはまだ早いぞ、もう少しだけ楽しませろ…」


そう言うと影は恭二が倒れないようにがしっと掴むと、柱に恭二の背中を押し当てた。そしてボタンシャツの下に着ているVネックのシャツを鳩尾の上までめくり上げた。


美白の白い肌、体まで男前な恭二の割れた腹筋が登場した。


そして影は恭二のタバコ3本に火を点けると、それを恭二の口にくわえさせ、躊躇なく恭二の男前腹筋に連打を浴びせた。



ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴボスウウ




ドムドムドムドムドムドムズムウウウ




ドスドスドスドスドスドスドヴォオオオ



恭二 「うえ!!こほ こほ こほ こほ こほ こ こ こ こ こぽ こぽ こぷ かは かは か か か か か げ げ う う う う あ あ あ ぁぁ ぁ ぁ」


拳が抜かれる前に次の拳が恭二の腹に侵入し、恭二は呼吸もままならず、手足を小刻みに振動させる。口にくわえられたタバコは、腹を殴られるたびに煙をプカプカと出していたが、そのタバコもとうに地面に落ちていた。


腹を短時間で100発近く撲れらた恭二は腹責めが終わると、壁にもたれ、腹を無防備に晒し、放心状態で、目を見開いていた。恭二の腹筋は機能停止、無意味な筋肉の集合と化している。


恭二 「ぁ ぁ ぁ こ  ぽ」


影 「それじゃあ いくか」


影は聞く耳を持たない恭二にそう告げつと、最後に鳩尾の空間に思いっきり拳を埋め込んだ。



ドオオモオオオ!!!



恭二 「   こっ   」



そして男は前のめりに倒れた恭二の腹を肩で担ぎ、廃病院の闇に消えて行った。



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第41話 肝試し 1 

 【01//2013】

夏も後半。原背女大学(はらせめだいがく)の5人組は地元では有名な廃病院で肝試しを計画した。


リーダー格の 一矢(かずし)

二枚目の 恭二(きょうじ)

三枚目でチャラ男の 三斗士(さとし)

クールでメガネの 四竜(しろう)

スポーツマンの 醍五(だいご)


三斗士 「一矢ぃ、マジでやんのか?」


深夜1時45分。廃病院前。ここまで来て三斗士は弱音を吐く。


一矢 「ふざけんな、てめえ、ここまで来てやめるわけねえだろ」


醍五 「三斗士、びびんな、だせえぞ」


四竜 「そうだ、霊などこの世に存在しない。考えてみろ、死者は今この世に生きている生者の6倍はいるという…しかし、21世紀現在、霊の証拠は一つもない」


四竜は自分の知識をひからかしメガネを中指でクイっとあげた。


一矢 「いいや、ここは本物だ…霊は存在する…、最近も若い男がここで行方不明になったらしい…確か南渡河高校の…」


三斗士 「マジかよぉ~」


恭二 「ではさっそく突入といきましょうか♪」


恭二のあっけらかんとした発言で五人は廃病院へ侵入した。





スプレー缶の落書きだらけの壁、割られた窓ガラスが散乱するフロア、ロビーは車椅子や注射器などもともと病院にあったものが散らばっている。そして五人がそれぞれ持つ懐中電灯の灯りを除いてそこは完全な闇。


醍五 「真っ暗だな」


一矢 「もっと奥へいくぞ」


5人はくっちゃべりながら病院の散策を続け1時間は歩いた。


恭二 「一矢、もうそろそろいいんじゃないか?満喫したし、何も起こらないし…三斗士の限界も近いだろうし…」


一矢 「いいや、まだだ、まだ地下が残ってる、そこを確認してからだ、三斗士も分かったな?」


「…………」


一矢 「おい! 三斗士聞いてんのか!」


「…………」


醍五 「おい三斗士、いねえぞ…」


四竜 「……逃げたか?」


一矢 「それか…これが神隠しかぁ?」


一矢は目を輝かせ言った。






20分前


三斗士 「早く帰りてえな…きょう観たいテレビあんのに…」


ガバッ


三斗士 「んぐ!んぐ!」


突然最後尾を歩いていた三斗士に人影が忍びより、三斗士の口を塞いだ、そのまま影は三斗士の体を持ち上げると足をバタつかせる三斗士とともに通路の闇に消えた。


三斗士 「げほげほ」


集団から離れたところの病室で三斗士は影に壁に投げつけられ、咳き込む。


三斗士 (ゆゆ…ゆゆゆゆーれい…? ちげえ、これは…)


恐怖で動けなくなった三斗士のアゴを影は大きな片手で掴み上げ、壁を背に三斗士を持ち上げる。


三斗士 「げっほげほ…ははは離せ!」


三斗士は自分のアゴをのど輪のように掴んでいる太い腕を必死で掴む。すると自然と腹部は無防備になる。そこへ


ドヴォオ!!!!


三斗士 「げぼおおおお」


薄い腹筋しか持ち合わせていない三斗士の腹は影の拳で歪み、ひしゃげ、唾液をまき散らした。


影 「我慢しろ…」


そう言うと影は三斗士の唾液が飛び散らないよう、のど輪をはずし片手で口を塞ぐ。三斗士の体は床に足がつき、壁にもたれるようになった。


そして男はもう片方の手で、シャツの下に来ている三斗士のTシャツの首元を掴み、思い切り引きちぎった。


日サロで焼いたスジ筋があらわになる。そして影は拳を握り、それを目いっぱい、下に引いた。


三斗士 「んん ん ん ん ん ん」


口を塞がれ声にならない声で三斗士は懇願の眼差しで影に、今から行うことをやめて欲しいと訴えるように首を横に振る。


影 「安心しろ、いま拳をお前の薄い腹に埋めてやる…」


ズッボオオオオオオオ!!!!!!!


三斗士 「んごぼおおおおおおおお おえええ」


影の拳が三斗士の薄い腹筋に埋まり込み完全に拳は沈みこみ、三斗士の口から溢れる唾液が口を塞いでいる影の手の隙間から流れる。


三斗士 「んぐ んぶ ん ぅぅぅ ぅ」


影の拳が引き抜かれると、三斗士は慌てて腹をかばった。そこへ。


ズップウウウウ!!!!


三斗士 「おおおおうえええ げ    ヴぉ…」


まったく不完全な防御、影は三斗士がかばっていたヘソ付近の腹筋を無視し、防御が届いていない、鳩尾に拳を埋め込んでいた。


影は三斗士の口を塞ぐのをやめた。


三斗士 「うぼ うご げぼ ぅぅ ぁ」


しかし腹にはまだ男の拳が三斗士の腹に埋まったまま。三斗士は今まで味わったことのない苦しみから逃れるべく、腹に埋まっている影の拳の手首を両手で掴み、引き抜こうとする。


三斗士 「げっほ うふ」


拳を引き抜く際にもダメージを受ける三斗士。そして拳を完全に自分の腹から引き抜くことに成功した。


三斗士 「がっは はあ はあ ぁ ぁ」


影は激しく呼吸を繰り返す三斗士の肩を抱くと地下へと続く闇へ消えて行った。


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